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Resonate  作者: 神坂リナカ
2/4

1 人間美味しい

7月28日22:54

被害ノート8番

青黒


「なぁもう帰ろーぜ。流石に眠い。」


「何いってんだよ壮介!怪異とかいうやつ見つけんだよ!」


「俺らはもういい年だろ…20歳になって何やってんだよ。」


「「っ!?」」


身を包む不快感と寒気。

目がくらむような感覚がした。

俺たちは思わず下を向いて肌を抑えた。

ぱっと前を向くとそこは…

東京ではないどこかだった。


「ここどこだ?」


「俺にわかるかよ」


そこは祭りだった。

人がひしめき合い賑わっている。

だが田舎すぎた。

その時遠くから幼い声が聞こえた。


『うわ――――――――――ん!!!!!!!』


「子供の…泣き声?」


「見に行くか?」


「京田お前そこだけは積極的だよな。」


「うるせー。さっさと行くぞ。」


泣いていた子供の近くに駆け寄る。

その子供は驚くほど真っ白で綺麗な腰まである髪の毛をしていた。

髪の毛には青いハイライトが入っていた。

しかし服は髪の対になるような真っ黒だった。

黒いワンピースの上に長袖の服を着ていた。

その服には金色のボタンが2つ淡く怪しく輝いているのがわかった。


「大丈夫か?」


京田がその子供に優しい声で尋ねる。

が、子供の返答はしばらくなかった。


『あの…ね、。たこ、…やきが…』


暫く間を開けて少女がそう言いながら地面を指さした。

そこには落ちて見るも無惨な形をした(?)たこ焼きが落ちていた。

なるほど。

人にでもぶつかって落としたのか。


『おにーさん、。かわり、ちょーだ、い。』


「悪いな金持ってねーんだわ。」


ねだる少女の言葉を優しくできるだけ傷つけないように謝っとく。

京田も流石に許してくれるだろう。

金を持っていないのは確かなのだから。


『ううん。おかね、いらない…。だから、……』


そう言う少女の後ろにだんだん黒い靄がかかってきた。

だんだん濃くなっている。


『お肉ちょーだい』


それまでとぎれとぎれだった言葉がそれだけをはっきり言ったせいで際立ってしまっていた。

だがそれどころでは、無かった。

そういった少女の顔が凶悪じみた底の見えない暗闇を知っているような顔いっぱいのどす黒い笑みを浮かべていたのだから。


『バイバイ』


その瞬間後ろから青黒いタコの足が出てきた。それが伸びて俺を頭すれすれを通り過ぎ後ろに伸びていった。

ドッ!

鈍い音がして恐る恐る振り返ると、…

俺の足元に転がってきた京田の生首があった。


「ひっ!」


恐怖で体が強張った。

動けない。怖い。

そんな俺の前に少女が歩み寄ってきて…。




『あーつかれた。』


さっき殺した男の人達が地面に沈んでいったのを見届けてから私は水で扉を作りくぐった。


『お前は何もしていないだろう』


『ひどいなー。なくふりもつかれるんだよー?』


『はいはい。血抜きをするからどっか行ってろ』


『はーい』


1時間後


『やっぱにんげんはおいしーね!』


『五月蠅いぞ。お前ほんとによく喰うな。』


『…テヘペロ!』


『何だそれ。』


『すこしむかしににんげんのなかではやったやつらしい。しらんけど。』


『そうか……。』

(疲れる……。)

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