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今際の乙女ゲーム  作者: 抹茶パフェ
第一章 幼少期編
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街中の散策中に①


 今更ながらにこの『世界』の1年は16ヵ月である。

 

 1ヶ月が46日あり春の月(4ヶ月)夏の月(4ヶ月)秋の月(4ヶ月)冬の月(4ヶ月)と別れている。


 あの誕生日パーティーから早くも1ヶ月が過ぎ春の終わりから夏へと季節が変わり肌寒さから蒸し暑さへ変わり街行く人々が肌から汗が少し流れる。

 風も生暖かく夕方になると少しは涼しいけど夜が蒸し暑くて寝にくいのは日本とおなじなんだなぁそんなことを考えながら冷房の効いた店内で商品を見ている。

 

 

「お嬢様見てください!こちらのブローチは蝶をモチーフにされてますよ。ルイーズ様に似合いますよきっと」


 ミモザに呼ばれてショーケースに並べられた装飾品の中に小さな蝶のブローチが置かれていた。

 商人の女性の方がニコニコと笑いながら私たちにショーケースからブローチを出して見せてくれた。


「此方、ムラサキツバメチョウの本物の羽が使われております。シルバー枠に特殊加工でコーティングしてるため繊細な翅脈が失われずに光の加減で色が濃くも薄くも変わります。シルバーでできた蝶の胴体には小ぶりですがスピネルも使われております」


 そう言いながら試しにブローチが乗った台ごと手に持ち右や左に傾けて蝶の色合いの変化を見せてもらった。確かに濃い紫になったり薄い紫になってキレイで遊び心がある。

 贈り物ですか?って商人に訪ねられ姉に贈るんですと伝えるとでしたら女性に人気もあり小ぶりなため普段着にも合います。お姉様は蝶々がお好きだから気に入ってもらえるかもそう思ったら買う以外の選択はないので買うこととラッピングも頼むと商人は快く了承ししばらく待つことになった。



「良かったですねお嬢様」

「ええ、ルイーズお姉様に合う贈り物が見つかって間に合ってうれしいわ」


 今回街中(まちなか)にミモザと来たのは、前回うやむやになって行けなかった街の散策にリベンジで来ることが三日前に決まったけどその日の夕方にルイーズお姉様が10日後フローレス家に遊びに来ると便りが来て久しぶりに合うなら何かプレゼントを贈りたいとこうして街中へやって来た。


 最初は両親と護衛騎士も付けないと外出が許されなかったけど、それじゃ息抜きができないと伝えたらミモザと2人離れたとこに護衛騎士が付くってことで許可が降りこうして表通りから馬車を降りレトロな街中をプレゼントを探しながら気分転換に散歩したりお店を覗かせてもらったりして楽しんでいるけど


肝心のプレゼントが決まらなく困ってるとミモザの行き付けにカントリー風な小さなお店が良い商品が置いてると案内してもらった。


高価な物じゃないけど私もルイーズお姉様も高価なものや装飾品が派手なものはあまり好きじゃないからかえって良かったと思うし値段もお手頃で良い買い物したかも


「あっちこっち歩いたから疲れちゃった。どこかで休憩したいなぁ」

「でしたら馬車で少し移動しますがフォスティーヌ・サロンで休憩を兼ねてお茶を致しましょう。あのサロンは美味しいケーキが有名ですから予約しておきました」


おお、さすがミモザ抜かりない。


そうこうしてるうちにラッピングされた商品を渡されお店を出た。

過ごしやすかった店内と違って外に出た瞬間ムワッと熱気にあてられた。どこに持ってたのかすかさずミモザに日傘を渡され幾分ましになったからミモザにも入るように言ったけど断られた。

使用人と一緒に入るのは外聞が悪いらしい。ざんねん。


表通りに停めていた馬車に乗り走らせ流れる街中を見てるとあっという間フォスティーヌ・サロンに到着。

 

 外観は2階建てで1階はお土産としてショップになっていてサロンで使われたコーヒー豆や紅茶や雑貨等が売られてる。

2階がサロンのスペースになり中でもこの店は広々とした空間のテラス席が用意され、上質でリラクシングな雰囲気を味わうことができ2階というロケーションを生かした、開放感のある店内。


白を基調とした内装に、たっぷり光が入る大きめの窓が明るい印象。店内はテーブル席の他に、ソファー席と少ないけど個室もあるのでお忍びできた貴族も通うと聞いたことがあり予約必須のお店。

(個室を取るには会員制に入らなければいけないとか……)


 ミモザが予約してくれたお陰で入ってすぐに2階のテーブル席へ案内された。正直今日は気温が暑いからテラス席じゃなくて良かったとおもう。

 ウエイトレスにメニューを渡されて迷ったけど『色とりどりのフルーツタルト』と白葡萄のルイボスティーを選んだ。

因みにミモザは同席せず私の後ろに控えてる。使用人と一緒に座るのは…以下略と言う訳らしい。


 今度はお母様やお姉様とまた来るのも良いかもしれない!テオドール殿下は……まぁ、難しいだろうからパスで。

 1階のショップでケーキは買えないけど日持ちするクッキーや紅茶をお土産に買って帰るのも良いよね。そんなことを考えてたらケーキと紅茶が運ばれてきてほほが揺るんだ。だって見てくださいこのタルト!フルーツが新鮮で苺、葡萄、桃、林檎がナパージュでテカってて口に入れるとサクサクのタルト生地にクリームと果物のみずみずしさがもうバッチリ合いますの!ルイボスティーも美味しいしこれは有名店になるよ。納得した。


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