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今際の乙女ゲーム  作者: 抹茶パフェ
第一章 幼少期編
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二人だけの誕生日

この1ヶ月疲れたなぁなんて思いながら書いてました。一回保存し忘れて消えた時の衝撃は忘れない…



澄みわたる青空。いっそ豪雨になって誕生日パーティーが中止になればいいのに



2階の自室の窓から代わる代わる出入りする馬車から降りてくる招待客をながめてると開始時間まで時間がないと準備に使用人たちがあわただしく、招待客の来場者チェックや馬車の駐車の案内などをしている。



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


「もうっお嬢様!だから昨夜は早めに寝るように言ったじゃないですか!」


「うぅん、…ごめんなさい」


 結局昨日の夜更かしで早起きができずにミモザとスミレに叩き起こされた。因みにスミレは焦げ茶色のボブの髪型をしたこの屋敷では一番若いメイドだけあって明るいとゆうかテンションが高い。


 敬語も苦手らしいが仕事ができる有能な女性。そんな彼女に起こされお風呂に連行された私は爪の先まで丁寧に洗われ今は化粧台の前に座らせられている。


「……スミレって結構強引なとこあるって言われない?」

「そうっすか?あっいや、そうですか?うち弟妹が3人いるから昔から世話はうちがやってたからですかね?」

お嬢様うちのチビッ子に似てるんすよ。口を動かしながら手は止めずに手早く私の髪をとかしてゆく。

 鏡越しにミモザがアクセサリーが入った箱を持って来るのが見えた。


「スミレ髪飾りはどれにするの?」


「う~ん、お嬢様は普段何もつけないでおろしてますからね。全部結い上げるにはこの前毛先を切ったから足りませんし、サイドの髪を三つ網にしてハーフアップにしましょう。

地毛が緩くウェーブがかかってますから巻かなくてもいいし横に小さい花ピンと後ろに大きめの花ピン三個させば華やかさがでると思うっす」


「たしかにそれなら花のピンは一色じゃなくて白とピンクにしたら可愛らしさもあると思わない?」

「そうっすね、ドレスの色とも合うしそれでやりますか」


当事者の私をそっちのけに、ミモザとスミレが話を進めて行くけどまぁ私のファッションセンスより2人に任せた方がいいよね。


 スミレが手際よくサイドの髪を三つ網にしてあっという間にハーフアップした髪にピンクと白花ピンを交互に付けて完成させた。

 髪型が終ると交代してミモザが軽く化粧してゆく。ミモザ曰く「お嬢様くらいはガッツリよりも軽いお化粧で十分です」だそうだ。


 まったく余談だけど顔のニキビは1年で完治し生活習慣を整えた成果で今では跡も残らずキレイな肌になりました!

 

「よしこんな感じでいいでしょう」

「んじゃ次はドレスに着替えですね。お嬢様こっちに来てください」


 お化粧のあとはドレスに着替えるので女の子は大変だなぁなんて他人事みたいに思ってるとスミレに立て掛けていたドレスに着替えるのを手伝ってもらったおかげでラクに着替えれた。

 私のドレスは上が襟なしの白生地にピンクの刺繍がちりばれ肩から二の腕まで隠せるフレア感ある袖つき。ウエストの右前に小さめリボン背中に大きなリボンが結ばれ下はピンク生地のフレアスカート風ドレス。これをテオドール殿下が選んでくれただけ素晴らしいドレスなのは間違いない。


そう、ドレス()素晴らしい。


 完成された姿を姿見で可笑しくないかチェックするようにクルリと回ったりして全身を見て髪型も化粧もドレスもキレイなのに


私自身はデブである。


 まさにブタに真珠を姿で表現してるとしか思えない。勘違いしないで欲しいのは別に私は自虐的なわけではなく悲しいことに事実を述べてるだけ。

 なんだろう……容姿の素材は悪くないと思うんだけどなぁ。これでも2ヶ月で-1.2キロは減ったし顔回りの脂肪も引き締まってブルンブルンいわなくなっただけましかな。(でもまだ丸いし摘まめる)


「お嬢様の用意もできました。あっお嬢様時間があるからってゴロゴロしないでくださいよ!シワがよりますから」


「うちら他のメイドの手伝いしに行きますからこちらで大人しくしててくださいっ」


ミモザとスミレ2人は他のメイド達の手伝いをしに部屋から出ていく姿を見送った。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


 暇潰しに見てた窓越しではいつの間にか人がいなくなっていた。皆広間に移動したんでしょうね。

 始まる時間が近づいてくるとやっぱり緊張してくるし逃亡したくなる……しちゃダメかな?


「まさか逃亡したいとか考えてないよね?」

「ピッ!?」

思考に浸ってチラリと過った考えをこの場にいないはずの声に思わず変な声が出た。ピッてなに?


 声がした方に視線を向ければまぁ案の定テオドール殿下がいるわけで。いきなり声かけないでくださいよぉ…そして心も読まないでください!


「いちおう言うけどノックはしても返事がないから入らせてもらったよ。部屋に入ったら逃亡したいとか独り言言うキミがいるし思ってることが顔に出てるし忙しいね」


「……私そんなに顔に出やすいですか」

「顔に出やすい人は他にも見たことあるけどキミほど顔に思ってるのが丸わかりなのはキミだけだよ。」

そうなの……?今一ピンと来ない。そんなことを考えてるといつの間にかテオドール殿下が目の前で止まった。

 …なんだろう。改めてまじまじと殿下の顔を見ると男の子なのにキレイな顔立ちしてるなぁうらやましい。今日の殿下はワインレッドのベストとセビレに黒ズボンと子供が着るには大人びてるデザインを違和感なく着こなせてるから流石うらやましい………。

 

「……なんか場違いな嫉妬を感じるんだけど?」

「気のせいです殿下」


何かを察したのかテオドール殿下が綺麗な形を描いている眉は歪んでいたが一息ついて手に持っていたラッピングされた箱を私に差し出してきた。


「9才の誕生日おめでとうアナベル嬢」

「ありがとうございます。テオドール殿下開けてもよろしいでしょうか?」

もちろん、ニコリと笑って殿下が了承してくれたのでプレゼントの箱に視線を戻す。形からして装飾品なんだろうなと思いつつ早速プレゼントを開けてみるとシルバーの猫をモチーフにしたネックレスが入っていた。


「すごい…キレイ……」


シンプルだけど思わず口を出てしまうほどネックレスは綺麗な仕上がりをしていて魅了されてるとテオドール殿下が私の手からネックレスを取り寄せ後ろを向くように言ってきた。


「付けてあげるから少し髪を避けてくれる?」

「は、はいっ」

後ろに回った殿下に言われてサッと髪を横に流すと、ありがとと言いながら首に

てを回しネックレスの留め具を付け姿見で見せてくれた。


「うん。いいんじゃない?似合ってるよ」

「あっありがとうございます…あの」

「この猫の目のとこキミの誕生石と同じアイオライトを使ってるんだよ」

「わぁ…光の角度で青に見えたり紫に見えてキレイ……ってあのですね」


(近いっ顔が近いんですけどテオドール殿下!)

「ん?」


殿下の顔が私耳元に近くてさっきから息も耳にかかるから落ち着かなくてソワソワする!

ってか、わざとだ。わざとやって私の反応楽しんでるんだこの人っ!顔が笑ってるしっさながら猫がオモチャで遊んでるみたい


コンコンっ

「失礼致します。テオドール殿下アナベルお嬢様お時間になりましたので広間にご案内致します」

もう限界って思ったら私の祈りが通じたのかミモザとスミレそれに殿下の護衛の方がパーティー開始時間を知らせに来てくれた。助かった……。


「そんな時間か。では行こうかアナベル嬢、手をどうぞ」


テオドール殿下が差し出してくれた手に私はソッと手を重ねる。そのまま廊下に出て階下まで短くはない距離だけど緊張が募りあっとゆうまに広間の扉前に着いてしまった…。


「もしかして緊張している?」 

「…わかりますか」

「まぁ、体が強ばってるからね。そんなに緊張するなら気をまぎわらしてあげようか?」

「この土壇場でパーティーが中止になれば幸いですが、何かあるんですか?」

「それはあり得ないから諦めてくれ。言ってなかったことがあるからこっち向いて」


 振り向く瞬間に肩を引き寄せられ耳元に口が寄せられる。



ーーー今日のアナベル嬢とてもキレイだよ



一瞬またからかわれたのかと思ったけど離れてく顔が笑ってなくて真面目な顔に単純な私はボッと顔を赤く染めてしまった。


「ゴホンっ」

「っ!」


扉前に立っていた執事が咳払いしたことに出掛けてた声を引っ込め前を向きなをした


「緊張は溶けたでしょ?」

「もう、何も言わないでくださいっ」


この人は本当に何を考えてるのかわからない


執事が広間の扉を開け中に入場しながら真っ赤な顔を沈めながら恥ずかしさで緊張してる場合じゃなくなった


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