表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今際の乙女ゲーム  作者: 抹茶パフェ
第一章 幼少期編
11/39

理解できない婚約者②


紅葉の木に登れば人を見つけれるんじゃないか。

特技の少ないアナベルが唯一できるのは木登りくらいだろう。

ただし、登れるだけで降りれはしない。なので登ったが最後降りれずにそこから動けなくなるのは当然の結果で分かりきっていた。本人以外が。


「うっ……うぅどうしよう……」


しかも枝の上に座ろうとしてずり落ちぶら下がってる状態で身動きできず誰もいないのは絶望的。

 (腕がいたい……疲れたよ…お父様、助けて)

徐々に手の感覚がしびれて苦痛に顔を歪めてるとふっ人の気配がした。


銀髪の毛先に癖がついた短い髪をした男の子が驚いた顔して私を見上げていた


助けてくれるかも知んないっでも知らない人は怖い!回らない頭で考えて出した答えが


「…知らない方とは話しちゃいけませんの」


である。意味が分からないっ(泣)


「まだ何も言ってないよ。……落ちるよ、助けた方がいい?」

戸惑いを含んだ声だったけどそれでも助けてくれようとしてるのを見るといい人なんでしょう。けどごめんなさいっ


「フシンシャとは話しちゃいけないの!!」

もう落ちそうな恐怖と初めて会う人に対してパニックになって自分でも訳がかわないの!

 それでも男の子はめげずに話しかけてくれた

「私はテオドールこの国の第2王子です。君の名前は?」

「テオドールは私の王子様じゃないからおしえない!!」

けど、腕も限界な私は自己紹介されても正直困るんです!そんなことを考えていたらズッと枝から手が離れ落ちるっ!!って思ったら男の子の他にも護衛騎士様がいて抱き止めてくれた。助かった!?



「王子様が抱き止めてくれるんじゃなかったの!?」

「君の王子様じゃないから護衛に任せただけだ」


始終変なことしかしゃべってなかった私だけど安心したら涙が出てきた。あんなに泣いてもまだ泣けるもんなのかと思ったりもした。



どれくらい泣いてたのかだんだん落ち着いてくると気になることがある。


「テオドールは迷子なの?」

この広いお城で迷子になるのは私だけじゃないと思いたい。できれば仲間でいてほしい。


「今度はなに?……べつに迷子じゃないよ、そうゆう君はどこからきたんだ?」


なんだぁ違うのか…。少し残念な思いをしてると逆に聞かれて不思議に思う。どこからってそれは

「家から来たに決まってるじゃない、テオドールはそんなこともわからないの?おまぬけさんねぇ」


どこから来るにしても家からでしょ?って思うけどなんか顔を少ししかめてるような……えっなにか変なこと言ったかな?……もしかしてここまでどこから入ってきたのか聞かれたのかな?


「いい加減名前教えてくれないか?君の両親も探してるだろう?」

「つーーーんっ」プイっ

(だとしたら恥ずかしい勘違いをっ)

「口で効果音言うのはやめなさい。ハァ……言いたくないなら年くらい教えてくれないか」

「4才!!」

今度の質問は勘違いしないで答えれた!

するとなにか考え込み出して私をみて言った


「もしかして……フローレス公爵家の令嬢かい?」

「ヤッ……ヘンタイ!テオドールはフシンシャでヘンタイ!!!」

「君との会話は疲れるね…」


えっだって、年を教えただけで私の家を当てれるなんてなんか怖いよ…。

 そういえばテオドールって王様の子供と同じ名前だよ…?あれ?もしかして本当に王子様?……ここお城だしいらっしゃってもおかしくないよね…。私……今まで王子様を呼び捨てしてたっ。

サァーと顔から血が引く気がした。眉間にシワがよってるのをみてシワを伸ばして上げたくてついお祖父様にやってるのと同じように人差し指でテオドール殿下の眉間のシワをグリグリ押すマッサージをしてしまった。

 

 これが間違いだと気づいたのは護衛騎士様に手首を捕まれ引き離された時だった


「フローレス公爵令嬢。先ほどから殿下に対して失礼ではありませんか。公爵家のものなら身分が上のものに対して」

短髪の極悪面をした護衛騎士がすごく怒った顔をして睨んでくる。睨まれるだけで震えてくるのに、捕まれた手首がギリッとして痛くてまた涙が出そう


「エイダン、相手はまだ子供だよ。あまり難しい話はしない方がいい」


「っですが殿下これではしめしがつきません!「うるさい!!」


「「は?」」

 王族に馴れ馴れしい態度とった私が悪いけど、手首がどんどん握り締められて痛い!離して!!恐いし声がでかすぎっ


「おじさんうるさいです!みぶんばかり気にしてるから眉間のシワが取れなくてブサイクになるのよ!目付きも悪いわ!さすが小さい子に恐がられナンバーワンで有名ですわ!!」


「はぁ!?」

「ぶふぅっ」

 私の叫びながらの話に殿下は吹き出し騎士は信じれない顔をした。弾みでようやく手首を離してもらえたけど赤くなっていた。キッと騎士を睨んでやる確かこの人従兄弟達が言ってた


「ん、ゴホンッ。フローレス令嬢デタラメな話は良くないとご両親に言われませんでしたか?お友達をなくしますよ?それに私は言うほどおじさんではありません。まだ27です」


「エイダン……ハァ、フローレス嬢誰から聞いたんだい?君確かあまり屋敷から出なければ人付き合いしないだろう」


「……屋敷から出なくても従姉妹のお姉さまやお兄様やそのお友達が遊びにきたときに聞いたんです。最近きた護衛騎士様は身分ばかり意識してえらそうだって。顔もいつも睨んでて影で泣いた子はたくさん。子供泣かせ騎士!」


「それに!私からみたらおじさんはお兄さんなんて呼べる年じゃありません!」


「20才こうはんとやらの人はいい年したおじさんですわ!!」


 自分の噂を信じたくないんでしょうが、子供社会から見たあなたの評価なんてこんなもんよっ!言ってやったわ!!

二人が口を挟まないことをいいことに言ってやると聞き覚えのある声がした


「アナベル!!ここにいたのか!?」


お父様とお祖父様がこちらに来るのが見えてようやく会えてホッとしたら二人のとこに駆けていった


「お祖父様!子供泣かせの極悪面騎士がここにいますわ!!!」

「アナベル!!なんてことを!!!」

「ハッハッハッ!そうかその男がかの有名な騎士か。たしかに厳つい面構えだ!愉快愉快!!」

「笑い事ではありません父上!アナベル、失礼なことを言うんじゃない。すまないエイダン」


 お父様に失礼な態度はよくない謝りなさいって言われたけど怒鳴られると体がすくみ声が出なくなり言わなきゃって思っても言葉が出てこない


「アナベル!!どうしてお前は謝らないんだ!?いい加減にしなさい!」


「………っ」


「このっ」


打たれるっ!!ギュッと目をつぶり衝撃に耐えるけど一向にこないことにソロリと目を開けたらお祖父様が止めてくださっていた


「イーサン、ただ怒鳴り尽くすのはよくない。」

「ですが父上っ」

「それにここは公共の面前で殿下の前だ。この話は家に帰ってからにしよう。…アナベル、戻ろうか。久しぶりの外で疲れたろう?」


恐くてお祖父様の背中に隠れてお父様を睨み付け、


「お父様なんか大っっっ嫌い!!頭のハゲがもっと広がればいいんだわっ」


「禿げてないわっ!!」


ふんっ!後頭部の一部が剥げてきてるのを必死に隠してるの知ってるんだら!!

 お祖父様と一緒にお父様を置いてズンズン進むとそっちじゃないよと言われた




* * * * * * * * * *


「……夢……?」


なんか懐かしい夢をみてた気がするけど……思い出せないなぁ

 

アナベルは悪いことは謝ろうと思ってますがその前に怒鳴られると何も言えなくなってしまいそれをみた人がさらに気分悪くしてしまう悪循環に陥りやすい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ