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隕石襲来
ドラゴン誕生の要因は、たった1つの隕石だった。
生物の頂点、大地の覇者となった恐竜はこの世界で悠々自適に過ごしていた。
この時代がこのまま数万年続くと誰もが考えていただろう。
盛者必衰の理は、今も昔も変わらない。
だが、恐竜の未来は1つの隕石によって変わってしまった。
突如地球に向かって、巨大な隕石が近づいた。
隕石は大気圏を通過すると崩壊し、数多の星の雨となり大地に降り注いだ。
その刹那、世界が変わる。
あらゆる火山が噴火しマグマが流れ出し、湖が一瞬にして蒸発した。
地球は危急存亡に陥った。
恐竜は生き場所を探して逃げ惑い、なお生きるために互いが互いを喰む。
最終戦争の如き様相はしばらく続いたが、
降り注ぎ大地を埋め尽くした隕石が強烈な青白い光を放ち始めると、
状況は一変することとなる。
その光を浴び、恐竜は姿を消したのだ。
覇者の終焉である。