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 本日も二度寝で起床。

 ペアの子がしっかりしているから、それ以上寝ることはない。


 今日は初めてホストスクールに向かう。

 正直、ちゃんと理解できるか不安だ。

 まあ、その思惑通り、最初は聞き取るのが難しかった。

 先生が私たちに話してくれるのと、生徒が私たちに話してくれるのとでは、やはり聞きやすさが違った。

 先生は私たちのような生徒に慣れているのだろうなと感じた。

 しかし、耳が慣れてくると、少しずつ会話がききやすくなり、現地生徒との会話もスムーズになった。


 バディの子と対面するのは、とても緊張したが、結果から言うと、なんとかなった。

 オーストラリアの人は、みんな優しくて、とにかくフレンドリー。

 すれ違った人と挨拶が飛び交う。ばんばん話す。

 こう、すれ違って距離が離れていっても、会話が成り立っているのがすごいと思った。

 耳がとてもいいのだろうか、なんて疑問も浮かんだ。

 話していて聞き取れなかったりわからなかったりした時は、ソーリーとか言って聞き返すと、だいたいもっと簡単に説明してくれたり話すスピードを落としてくれたりする。

 数日過ごしてみて、やはり、恥ずかしがらずにちゃんと聞き返すべきだなと感じた。


 バディの友達が私のペアのバディだったので、四人で一緒に行動していた。

 お昼の時に、バディがインドのハーフだということを知った。

 彼女のお昼ご飯がインドのチキンカレーだったから。

 一口くれたのだが、おいしかった。普通に。

 あとから結構スパイシーだったけど。


 学校に来て驚いたのは、ほとんどの生徒が日本語の授業を受けていたことだ。

 校内を案内してもらっていたときに、通りすがりに日本語で話しかけてくる人がとにかく多かった。

 自己紹介で聞いたのだが、皆何年も日本語を勉強しているらしい。

 でも、やはり難しいんだとか。

 私たちだって難しいから大丈夫だよ、なんて声をかけたくなった。


 一日が終わって、部屋に戻ると、想像以上の疲れがどっと襲ってきた。

 しかしやらなければいけないことはあるので、お昼ご飯の残り、と言ったら言い方は悪いかもしれないが、それをつまみながら宿題をやることにした。

 マンダリン。ほとんどみかんと同じ。大きさも、味も。

 セサミスナップス。ゴマを蜂蜜で固めたやつ。食感はかたいせんべいににているかも。ほんのりあまくて、好みだった。

 どれもおいしかった。チョコレートは甘いものが苦手な人にはきついだろうけも、フルーツやせんべいに似た類いのお菓子なら口に合うかもしれない。


 時は流れて、夕食。

 これがまあおいしいんだわ。

 今日も飯テロを起こせないが、感動の印として、メニューは記しておこうと思う。

 パプリカやズッキーニとお米が合わさったピラフ的なやつと、チキンヌードルって言ってた中華麺。

 私の好みどストライクの味付けだった。

 私は食べなかったけれど、目玉焼きも置いてあったかな。

 ホストマザーには感謝しかない。

 下手したら、日本よりおいしい。私の母は、一食に何種類も作ることはほとんどないし、お惣菜を買ってくることも多いし。

 ご飯は、幸せ。


 食後、部屋に戻ると、トイレの鍵についてペアと話題になった。

 棒のようなやつを押すと閉まるとは言われたのだが、うまくいかず、どうすればよいのかと。

 ちなみに、学校のトイレも。家とは違うタイプだったが、鍵がかかりずらかった。その時は同じホームステイプログラムの子が並んでいたので、他の待っている子が扉の前で見張っていた。

 間違えて開けてしまったこともあり、ペアが調べてみたところ、案外よくあることなのだとか。

 扉を開ける前にノックが必要、もしくは使わないときは扉を開けておくべきだなと思った。

 今後は注意しなければ。


 今日も一日、楽しかったな。

 最近はそういう気持ちで眠れることが多く、とても幸せだ。

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