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出会い

この世界にはたくさんの立場の生き物がいる。

捕食する者、されるもの。愛するもの、愛されるもの。



これは、交わることのない2人の物語。



















_____リエラは今、とても大きな問題に直面している。

    


事の発端は半刻前にさかのぼる。


その時、リエラは王都に買い出しに来ていた。

王都はいつも様々な種族の人々だにぎわっているこの国、ヴァルシオン王国一の都市だ。

王家の住まう城が真ん中に建っており、その周りには商店が建ち並んでいる。

そこでは、人間に、獣面の獣人に、羽が生えている者が様々な店を営んでいる。

日の当たるところには、果物屋、ギルド、服屋、剣を作る鍛冶屋、陰になっているところには魔女が買いそうなモノが置いてある店など、王都に来ればだいたいのものが買えるだろう。                           

リエラはそんな喧騒の中をすすんでいた。

  

  ___石鹸(せっけん)と、茶葉と、えーっと?あと何を買うんだっけ?

  ___あ、そうだ。塗り薬がきれてたわ。買いに行こう。


そう考え、よく行く薬屋に足を向けたその時。

  「おいお前速く進めよ、俺らのモンなんだからさ」

  「こんなかわいい顔の子が倒れているなんてなぁ。はやく奴隷商人にでも売っぱらっちまおうぜ。」

という声が右の方にある狭い小道から聞こえてきた。どうやら男2人が何かを拾ったらしい。


  ___文脈からして、顔の綺麗な孤児か何かだろうな。でもなんか腹が立つ。

     っつーか私に聞こえないところで話してほしい。見過ごせないじゃん!


そうしてリエラは男たちがいる方に進んでいった。

 



     


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