ストロボ・ストップタイム
傘を引きずって作った迷路を
君はステップ一つで飛び越えた
雨上がりできらめく太陽のせいで
無邪気な笑い顔がとても眩しい
時計の針が作った影の上を
君はステップ一つで飛び越えた
時間の制約を無くしてしまうような
魔法の笑い顔がとても眩しい
飛行機雲 映る水面
消えそうな水たまりが揺れて
始まりの音が丸く広がった
そして
音が止まった 風が止んだ
それは僕の願いが起こしたのか
それとも君の眩しさのせいか
制服の袖がまた揺れ始めた
僕が見ていたのは幻の瞬間
そうだと思わずにいられない
やっぱり君のせいなのかな
踏み固めて作った常識を
君はステップ一つで飛び越えた
無重力を作り出しているような
無邪気な笑い顔が眩しい
5時のチャイム 響き渡る
また一つ明日が近づいて
この瞬間が終わらないでほしい
そして
星が光った 月が笑った
どれも全て新鮮に見えていた
いつも当たり前に見えていたのに
制服の袖がまた揺れ始めた
僕が見ていたのは幻の瞬間
そうだと思わずにいられない
やっぱり君のせいなのかな
なきじゃくる女の子
空へと浮かぶ風船
君のステップ一つで
笑顔を取り戻せるよ
そして
音が止まった 風が止んだ
それは僕の願いが起こしたのか
それとも君の眩しさのせいか
制服の袖がまた揺れ始めた
僕が見ていたのは幻の瞬間
そうだと思わずにいられない
やっぱり君のせいなのかな