表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

2話

先生

「今日は皆知っていると思うが精霊召喚を行う。騒がずについて来なさい」

アリシア

「緊張するね」

サヤ

「緊張するほどの事ではありませんわ」

ライト

「強い奴だといいな」

カグヤ

「…………」

………

………

校庭

先生

「精霊召喚について説明するぞ。魔方陣に血を流す事で精霊が召喚される。召喚した精霊と契約を行って終了だ。精霊は常に姿を保つ事はできない。だからなにか器にする事が必要だ。簡単な装飾品、指輪や腕輪が一般的だ。では準備ができた者から始めろ。」

緊張してか皆なかなか行かない

アリシア

「じゃあ、私、行きます」

魔方陣に歩くアリシア。魔方陣に血を流す

ブゥゥゥゥゥン

水の精霊

「あなたがマスターですか?」

アリシア

「そ、そうだよ。」

水の精霊

「では契約を。私に名前を」

アリシア

「ディーネはどうかな?」

ディーネ

「ディーネ、良い名前です。器の形はどうしましょう?」

アリシア

「じゃあ指輪に。」

ディーネ

「わかりました。いつでも呼び出してくださいね。」

人の姿から指輪に変化していく。

先生

「凄いな。中級の水の精霊か。上級生にもなかなかいないんだがな。では次。」

サヤ

「私が行きますわ。」

魔方陣にむけて歩く。その顔は自信に満ちている。魔方陣に血を流す

ブゥゥゥゥゥン

火の精霊

「あなたが私のマスターか?」

サヤ

「そうよ」

火の精霊

「では契約を。名を頂きたい。」

サヤ

「サラはどうかしら。」

サラ

「構いません。器の形は?」

サヤ

「腕輪にして。」

サラ

「わかりました。」

姿が人から腕輪に変化していく。

先生

「さすがだな。これだけの力なら上級精霊だろう。」サヤ

「当然の結果ですわ。」

先生

「最初の二人が凄かったが普通召喚した時は下級精霊だからな。がっかりするなよ。」

………

………

先生

「後二人だな。」

結局二人以外は下級精霊だった。

ライト

「次はオレが行きます。」

魔方陣にむけて歩いていく。魔方陣に血を流す

ブゥゥゥゥゥン

風の精霊

「君がマスターかい?」

ライト

「そうだ。」

風の精霊

「じゃあ契約だね。名前をもらえるかな」

ライト

「ジンでどうだ?」

ジン

「いいよ。器の形は?」

ライト

「指輪だ」

ジン

「わかったよ。それじゃあね。」

姿が人から指輪に変化していく。

先生

「中級か。このクラスは凄いな。最後はフリューゲルだな。」

カグヤ

「……………」

ライト

「起きろよカグヤ。寝てる場合じゃあないぞ。」

どうやら眠っていたようだ。

カグヤ

「……ああ。」

魔方陣に歩いていく。そして血を流す。

『………………………』

ライト

「……なにも起きないな。」

男子A

「フリューゲルの奴召喚に失敗したぞ!さすがは落ちこぼれだ。」

先生

「魔方陣になにか問題があったのかな?フリューゲルは後日もう一度だ。」

サヤ

「……あのクズ」

先生

「一ヶ月後には武芸大会があるからな。今日は精霊と親交を深めろ。解散」

ライト

「気にするなよ。魔方陣が壊れてただけだ。」

アリシア

「そうだよ。もう一度すれば大丈夫だよ。」

サヤ

「これ以上恥を晒さないでほしいですわ。」

そう言って去っていくサヤ。

アリシア

「待ってよー」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ