私とアイツ
あまり上手くない文章です。
ほぼコメディーです。
クール系女子と小犬系男子のお話です。
楽しんでくれると嬉しいです。
蒸し暑い昼下がり、
私は屋上でのんびりゆったりとしていた。
空にはちょうど飛行機が飛んでいた。
お弁当は食べ終わり空になった弁当箱だけが隣に置いてある。
遠くからは吹奏楽部が演奏している音が聞こえてくる、昼休みなのによくやるよね。
……私には無理だ。
帰宅部エースですから。
と、そんな穏やかな時間が流れる中…屋上の扉の向こう側から階段を駆け登る音が聞こえてきた。
どんどん近づいてくるその足音、あー…嫌な予感がするのは何故だろう。
私の顔は今酷いことになっているだろう、絶対そうだ。
すべてアイツのせいだろう、早く滅びないかな?
だいたい何で中学生の頃から違うクラスになったことがないのだろう。
私は頭はそれなりにいい方だから毎年特進クラス。
なんだけど、なぜか“アイツ”まで特進クラスなのだ。
授業はほぼ寝ていて女タラシのくせに…なんで頭はいいのかすごい不思議。
あっ………、
足音が聞こえなくなった。
そんな時、ギィ…開いた扉。
私は不機嫌そうに顔を歪めてから扉の方を、いや正確にいえば扉を開けた奴を思いっきり睨んだ。