10 紅の夕焼け
アクロ達は逃げるように国を立ち去った。
国内はオレガノの造ったクローン達だけ。
アクロ達の居場所などあるはずもなく。
アクロは帰りにいろんな店から甘味を強奪していた。
そのアクロは今、缶に詰められたスティックパイを頬張り続けている。
「アクロちゃん!太るから食べるの止めるですぅ?」
「運動したし、頭が疲れてるから、ブドウ糖を摂取してるんです」
「ああ言えば、こう言うですぅ」
「何か言いましたか?ベルガモットさん」
「あぁもぉ!タメ口でいいって言ってるです!感じ悪いですねぇ、もぉ!」
ジャスミンは子供が、駄々をこねる様に言ったが、楽しそうだった。
アクロはムスっとしたままパイを食べ続けている。
「なぁアクロォ、メタボリックって知ってるか?」
シェンが茶化すように言った。
「黙れ、酸素の無駄だ!」
「ひでぇ、つぅか、それあのオレガノとか言うおっさんにも言った台詞だろうが!オレはあのおっさんと同列かよ!」
「それ以下だよ」
「以下かよ!」
「でも今回の活躍で屑から塵に格上げだよ」
「どっちが下か分かんねぇよ!」
「ゴミの上は、ゴキ○リだよ?」
「それは屑より下だと思うぞ!!」
シェンの叫びは、野太いエンジン音に掻き消された。
オープンカーは紅い夕日に向かって走っていた。
END
終わったぁ~!!
一気に投稿つかりたww
私がまだ子供だった頃に書いたものなので、最後は雑に終わりました。(土下座
すみません。
誤字脱字あり次第コメに乗っけてくださいwww