クラス替え
2024/4/6、エピソード1「出会い」における記述の一部を削除いたしました。(反映は7日以降になる可能性があります。)
今後は、この部分で述べられていた設定とは異なる設定でストーリーを進めてまいりますので、ご理解よろしくお願いします。
春休みが明け、俺達は3年生になった。
朝、玄関に貼り出されていたクラス分けを見た。すると…
俺と蓮池は、違うクラスだった。
何度も確認したが、間違いない。
さらに酷いことに、今年のクラスには、仲の良い友達がかなり少ない。
俺は、絶望のあまりしばらく蒼い顔でそこに立ち尽くしていた。
担任の先生は、新しく着任した先生だった。
俺は、絶望していても仕方がないと思い、今のクラスで精一杯頑張ることにした。
そこでまず、これまで挑戦したことがなかった委員に挑戦してみようと思った。俺はいきなり評議委員に立候補した。当初は立候補者が俺だけだったので、当選は確実かに思われたが、先生があとからもう一度立候補期間を設け、そこで立候補した生徒に選挙で敗選した。結局、俺は風紀委員になった。
当初は立候補していなかった生徒に負けたことを少し理不尽に思いつつも、第一回の放課後の風紀委員会の集まりに出席した。
するとそこに、蓮池がいた。どうやら風紀委員になったらしい。
つまり、まだ毎回風紀委員の集まりで会う事ができるのだ。俺はその事をとても嬉しく思った。
この他にも、まだ蓮池と関わることは多かった。
例えばある時、俺は視力検査の再検査で保健室に行った。
するとそこに、蓮池がいた。蓮池も再検査に来たらしい。俺は初めて、蓮池がメガネを持っていたことを知った。しかし、蓮池はメガネはかけていないほうがかわいいな、と思った。
とにかく、まだ蓮池とのつながりも結構残っているし、休み時間は普通に友達とも会えるので、俺は今年も何とか頑張れるような気がした。