プロローグ
初投稿です。よろしくお願いします。
今日も、朝起きて、ご飯を食べて、学校に行って、授業を受けて、帰って来てゲームをしたりラノベを読んだり、いつもと同じ日常を過ごすと思っていた。だが、それは突如現れた時空の亀裂によって叶わなかった。
✼
朝、いつもと同じ7時に目覚し時計が鳴った。そこまではいつもと同じ日常だった。異変が起こったのはその後だった。
目覚し時計の音で俺が目を覚ましたら部屋の中央にブラックホールみたいな亀裂が現れていた。そして俺はその亀裂に飲み込まれた・・・・
✽
そこは何もない白い空間だった。
「ここは、どこだ?」
俺の声は白い空間に響き渡る。
「誰かいないのか」
俺は大声を出して尋ねると、目の前にいきなり白い光が生まれる。
「うっ⁉」
光が眩しくて俺は手で顔を覆う。
光は5秒間くらい光り続けて光が収まるとそこには、クリーム色の髪で、胸が大きく、身長150センチくらいの白いワンピース姿の美少女がいた。
「お待ちしておりました、伊藤 伸弥様。」
そう言って目の前の美少女は俺に微笑みかける。
「何で俺の名前を、お前は誰だ?」
「はい、私は女神オリヴィアと申します。ここは私が作り出した空間です。あなたをここに呼んだのにはある理由があります。」
と、オリヴィアは言った。普通なら、はぁ〜、女神?何言ってんだと思うかもしれない。だが俺はさっきオリヴィアが作り出したとされる亀裂を見ているので嘘だとは思えなかった。
「ある理由って?」
「はい、それはあなたが魔剣と聖剣の適合者だからです。」
「は?」
おいおいおい、ちょっと待て。魔剣?魔剣っていうと手にした人間の精神を支配して斬りまくるあれか。聖剣?聖剣っていうと勇者とかが持ってるあれか。まるでラノベみたいじゃないか!しかも、俺が魔剣と聖剣の適合者?日本にいたときは部活もやってなかったし勉強も全然できなかった俺が適合者?
「何かの間違いじゃないのか?」
「いえ、間違いなどではありません。伊藤 伸弥様は魔剣と聖剣の適合者です。そこでお願いがあるのですがよろしいでしょうか。」
「お願い?」
「はい、伊藤 伸弥様には魔剣と聖剣を持って異世界に行ってほしいんです。」
異世界?異世界ってあの剣と魔法の世界のことだよな。
「異世界って剣と魔法の世界のことだよな?」
「はい、そうです。」
「断ったらどうなるんだ?」
「断ったら時空の狭間に飛ばして二度と出られないようにします。」
「それって実質選択肢一つしかねーじゃないか!」
「はい♪」
オリヴィアは笑顔で答えた。いや、笑顔で答えるなよ。
「ていうか何で異世界に行かなくちゃいけないんだ?」
「それは、世界の均衡のためです。ここ最近異世界の魔物が活発化しているので人族の戦力が足りないんです。」
そういうことか。異世界の魔物が活発化しているから魔剣と聖剣の適合者である俺を異世界に連れて行こうとしているのか。女神様も大変だな。
「そういうことか。そういうことなら行くしかないか。」
「いいんですか!」
「行かなかったら時空の狭間に閉じ込められるんだろ」
「はい‼」
だから笑顔で答えるなよ。まあ仕方ないか、せっかく異世界に行くんだったら楽しまないとな。
「それじゃあ今から異世界に飛ばしますね。あっ、それと、いろいろ能力とか授けるますので異世界満喫してくださいね。」
「ああ、わかった。それじゃあ頼む。」
「はい。あなたに女神のご加護があらんことを。」
オリヴィアが最後の言葉を口にした瞬間、視界が白い光に包まれる・・・・
これからどんどん面白くなるので良ければ次も見てください。