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神室荘の管理人山根さん  作者: 亜暮 維璽
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恐らくはこんな感じのプロローグ。

神室荘の管理人山根さん


神奈川県横須賀市某所。


そこには古びた屋敷が建っている。


しかしそこは屋敷ではなく実際には下宿屋である。


家賃は光熱費、賄い費、水道代など全て込みで月二千円。


まさに価格破壊という言葉がぴったりな物件である。


何故か?何故物件が高い横須賀市でここまでやすいのか…そう、読者の皆様もお察し通り訳あり物件なのだ。


「いや、マジであれはない」by十八歳フリーター


「価格破壊より精神破壊の間違いでは?」by二十四歳アルバイト


「あそこで一月過ごせれば世の中のほとんどが怖くなくなるだろう」by三十五歳サラリーマン


「子供がみんな変な事を言うようになってしまった」by三十七歳主婦


等等…


さてさて、この日遂に一人の高校生が住むことになった。


「おお!ここが噂の安い下宿屋!凄いな…デケェ」


今年海凛高校に一年生で入学した彩葉(いろは)那津(なつ)


身長百七十九と大きなガタイの男子だ。目元を覆う前髪と覗くクマが印象的である。


元々は岐阜に住んでいたが、高校に入るにあたり親から許可をもらって下宿を取ったのだ。


パソコンが得意だが、ガタイを生かして土木関係で稼いで何とかここまでこじつけたのだ。


そうして遂にたどり着いた神室荘。目の前にして那津は嬉しそうに入っていった。


それが彼の人生に取ってのとてもとても大きな分かれ目とも知らず。

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