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異世界から来た勇者を市民Aが全力を賭して止めなきゃいけなくなった件

 勇者が魔王を倒して20年の月日が経った。僕らが知る勇者が戦っていたという事実は、既に歴史として本に収められている過去の遺物にすぎない。

 「勇者はポーションが好物だったらしいわよ」
 「あ、これか? 滋養回復にいいとしか聞いてないけど」
 僕は紙のコップを手に取り、中に入っている液体(ポーション)をのぞき見て、それからストローを使って啜った。
 「これなんかは何倍も薄めたものみたいだけどねー」
 「んー。普通においしいけどな」
 
 「『天才って、何だと思う?』って、昔聞かれたんよ。知らないおじさんに」
 「知らないおじさんに!?」
 「なあ、天才ってなんだと思う?」
 「え……勇者じゃない?」
  異世界から転移してやってきた勇者と、それからその仲間たちと、ついでに僕が織りなす世界をも巻き込む(王道?)ファンタジー。


 「いつかまた新しい魔王が誕生したら、僕が討伐しに行くよ」
 「はははっ――はははははははっ」
 微笑みなんて言葉は生易しい――これは爆笑だ。
 「無理無理無理――ははっ! おなか痛いっ!」
 「馬鹿にしすぎでしょ!」
 「やれるもんならやってみな――はははっ!」
                                                                 
 『君は紛れもない――天才だったよ』
 ――世界はまた、生まれ変わる。 

                    
※1月8日 完結。
 ※短編予定だったものですので、あまり長くはありません。
 ※7月31日 ハッピーエンドVerを更新いたしました。10話まで進んだところで分岐が出来ます。
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