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第十節 昏睡③...我がままお嬢様はメイドに恋をする

「序章」の方を見返してみたら、何だか今書いてる分よりまともで、私的には面白くて、ちょっとショッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッック!

 俺はサディストである。

 人の好みはそれぞれがあって、その好みによって人の心が左右される。

 例えば脚フェチな男。人の足が好きで好きで仕方がなくて、場合によって綺麗な足であれば、性別関係なく惹かれる事はある。

 例えば筋肉好きな女。一途でいたいと思っても、ついつい体格(がたい)の良い男性に目が行く。

 だから、サディストの俺がマゾヒストの人に心を奪われるのも、それは全て「仕方のない事」なんた。


 初めて「サディスト」という言葉を聞いたのがまだ俺が五、六歳の頃だった。具体的に何があったのかはよく覚えていないが、俺は両親から「サディストになるじゃないか」と真顔で心配された。

 もちろん、その程度で自分が「サディスト」だと思う訳がない。ただ、大人になって振り返ると、子供の俺は色々とソレっぽかった。

 猫好きな俺はいつも大好きな飼い猫ちゃんを苛めて遊んだ。必ず足で着地できるあの子だから、足で着地できないように前足を掴んで、中空にバク転三回してから、柔らかいベッドの上に落とした事がある。

 まだ幼い頃の妹が泣き虫だった。俺はあの()の泣き声を聞く度に、不思議な心地よさを感じ、時に両親に隠れてあの()を泣かした事がある。

 しかし、度がすぎた事を一度もした事がない所為か、最終的に飼い猫ちゃんは俺にだけ懐いたし、妹とも、特に仲良しではないが、仲が悪い訳でもなかった。


 上に立つことが好きだが、頼られるのが嫌い。

 人を指示するのが好きだが、教えを請われるのが嫌い。

 嫌がって逆らってくる人は好きだが、諦めて動かない人が嫌い。


 このように、様々な出来事から、俺は自分がサディストだと分かった。

 いや、サディストかもしれない!まだそうとは決まっていない。


 サディストの資質を持つ俺だから、マゾヒストな人に惚れやすい。そして、失礼だが、俺はタマ——猫屋敷 玉藻にマゾヒストの資質を持っていると思う。

 俺がまだ自分自身の事を思い出せていない頃、尤も長く一緒にいてくれたタマだ。単純接触効果の理論によって、その頃の俺がタマに好感を持たない訳がない。その時、勝ちたい相手もいた事だし、側にいて支持してくれたタマに惚れない訳がない。

 美人だし、可愛いドジッ()メイドでもある。加えて猫耳と猫っぽい行動・態度、何もかもが俺のストライクゾーンだ。


 俺が惚れっぽい訳じゃない、タマと俺の相性が良すぎるのだ!そしていくら身体が女の子であっても、心は男だ。

 男の俺が、可愛い女の子のタマに恋をしてしまっても、それは不可抗力で、実に仕方のない事だ!



「タマ、なの?」

 動かないタマに声を掛ける。

 タマは動かない。俺の声が小さかったんだろう。


「タマ。ねぇ、聞こえる?」

 俺は大声でタマを呼ぶ。

 しかし、やはりタマは動かない。


「っ」

 痛い。

 ついさっき、紅葉先生の魔法で頭に血が充満していたからか、大声を出しただけで頭が痛い。

 いや、それだけじゃないのかもしれない。

 俺は――動く事は兎も角、考え事するのが好きだ。四六時中に頭を回しておかないと、退屈で仕方がない。

 しかし、先ほどの俺は吐血までして、かなり酷い状態だったから、ちょっとは休憩して体力を回復させないといけない。

 よりにもよってこの時に、ずっと捜していたタマが見つかった。その事で、ゆっくり休むべきなのに、心が落ち着かない。

 きっと今の俺は興奮状態になってるだろうな。考え事が止められないし、今すぐタマの傍に行きたい。


「タマ・・・」

 俺はベッドを降りた。

 心が落ち着かない。それ故、頭が常にチクチクと弱い痛みが走る。

 どうせ痛みを耐えなきゃいけないなら、タマの傍で耐える事にしよう。


 カタン。

 痛い。

 足に力が入らなくて、立てられなくて転んだ。

 頭が重い。体が重い。全身が重い。


「タマ・・・」

 両腕も使って、這って、体を動かした。

 意地でも、タマの傍に行ってやる。


「はぁ、はぁ・・・」

 距離が縮まらない。

 結構頑張って体を動かしたのに、中々タマの近くに行けない。

 本当、ムカつく。


「絶対、傍に行くから。タマ」

 体が弱くて、動けない?ふざけるな!

 俺の言う事を聞かない体なんて、俺も言う事を聞かない!


「っ、幼児に相手してるようだ。」


 急に、俺の腕が何者かの手に掴まれた。


「紅葉先生?」

「大人しくベッドで横になっていろう。」


 俺の腕を掴む紅葉先生が俺をベッドに戻そうとしている。


「嫌!タマの傍に行く。」


 俺は何か掴める物はないかと激しく動いたが、何も見つからなかった。


「暴れるな、奈苗様!大人しく戻るんだ!」

「嫌、放して!タマ、タマ!」


 体に力が少し戻り、俺は紅葉先生の言葉の通りに暴れ始めた。

 それを受けた紅葉先生は怒ったのだろうか、俺の腕を掴む手が少し力が入り、乱暴に俺を戻そうとした。


「今の自分の状況を考えろ!囚われている身である上に弱ってるのだよ!大人しくしろ!」


 結局、俺は紅葉先生にまた抱っこされて、ベッドの上に戻された。


「傍に行っても、無駄というのに。」

 その一言を残して、紅葉先生はドアの方へ行って、外に出た。


 チャンス!

 紅葉先生が外に出た瞬間、俺は再びタマの傍に行く事をチャレンジした。

 両足を床に着き、試しに力を入れてみた。

 ダメだ。一瞬だけなら立ち上がる力もあるが、今の状態では結局倒れて、痛い思いをするだけだろう。

 ベッドを降りて、床に座り、その後に両腕の肘を床に着き、匍匐前進を始める。


「え?」


 急に室内灯が光を発した。

 室内が明るくなって、周りが良く見えるようになったが、俺自身が何かをした訳ではない。

 誰かが電気を付けたのか?まさか、紅葉先生が?


 でも・・・

「タマだ。」

 光に照らされて、俺はあの人影がタマだと確信できた。


 電気が付けられた直後、ドアが開かれて、出ていた紅葉先生がまた入ってきた。「やはり」と思った同時に、「やっちゃった」とも思った。


「奈苗様、よく・・・って、何でまた降りてるの!?」俺がまたタマに近寄ろうとしているところを見て、紅葉先生が怒った、「三歳児か?一瞬でも目を離しちゃういけない三歳児か!」


 紅葉先生は俺をもう一度ベッドに戻そうと、床を踏みながら歩いてくる。

 そんな紅葉先生に、俺は室内が明るくなっている事もあって、周りにあるものを手当たり次第に掴んで、紅葉先生に投げつけた。


「邪魔すんな!私はタマの傍に行きたい。」

「物を投げるな。チッ、やんちゃだった昔を思い出すな・・・」


 紅葉先生は俺が投げた物を楽々と避けて、結局最後は俺の腕を掴んだ。


「ベッドに戻るよ。」

 紅葉先生にお姫様抱っこされた。


「嫌!降ろして」俺は全力で紅葉先生を押し抜けようとするが、力が弱くて何の効果もなかった。「そもそも、何で邪魔するの?タマの傍に行かせてよ!」


 本当、紅葉先生が俺を邪魔する意味が分からない。別に俺がタマの傍に行ったところで、何か大きな変化が起こる訳がないのに、どうしてしつこく俺の邪魔をするのだろう?


「はぁ、分かった」俺の気持ちを読み取ってくれたのか、紅葉先生が諦めた声を出した。「なら、覚悟をしておけ。どんな『真実』でも、きちんと受け止めろ。」


 紅葉先生は俺を抱えて、タマに近寄る。

「アレをよく見ろ。呼吸はしているが、『生気』というようなものを感じられるか?」

「『生気』?」


 精気でも、性器でもないよな、この場合。


「アレは人間じゃない、ただの死体だ。」

 紅葉先生が「おかしな事」を言った。


 死体?呼吸していると言ったのに、「死体」と呼ぶのか?

 タマが、「死体」?


「降ろして」

「え?」

「自分で確かめる。」

「・・・・・・」


 俺の言葉を聞き入れてくれた紅葉先生は、俺をタマの近くに置いて、一歩程の距離を取った。


 タマだ。

 近くで見ると、やはりタマは可愛い。顔色が宜しくないが、そのくらいで嫌いになったりしない。

 病気なら、治療して直せばいい。「生気」がないと言っても、そんなの、他人の見方によって変わるものだ。


 タマの胸に耳を当てて、心臓の音を確認する。

 コトン、コトンと、しっかりと心臓が動いてる。

 まぁ、心拍音を確認するだけなら、手首に指を当てるとか、首筋を触るとか色々あるけど、偶々今の俺がちょっと冷静じゃなくて、ちょっとエロい確かめ方してしまった。タマを心配する故の事、タマもきっと許してくれる筈。


「生きているよ。」俺は自分の答えを紅葉先生に伝える、「心臓の音はあるし、呼吸もしている。どうして玉藻(コレ)が死体だと言うの?」

「は?魂のない体でも、まだ死体じゃないと、そう言いたいのか?」

「魂?」


 魂の存在はこの世界での常識。タマの親父さんにタマの魂を降ろしてもらった事があるから、俺も「魂の存在」を信じる事にしている。

 しかし、他人に言われると、反対したくなる!


「そんな曖昧なモノなんて信じない。心臓が動いて、呼吸が止まっていなければ、私にとって『生きている』んだ。先程は話すらしたじゃない?『死体』とか言うな!」

 折角、タマがまだ生きているという希望が湧いたのに、それを否定するような事は一切信じない!


「魔力が全く入ってなかった、だろ?奈苗様が長く触っても、体が拒否反応を示さないのが証拠。その死体の中に、魂が入っていない。猫屋敷玉藻はとっくに死んでるんだ!」

「じゃ、何でさっき、会話した?死んだ奴と会話できないじゃん!」

「その死体の中に、記憶を入れたからだ!魂がなくても、記憶を入れられた体はその記憶に従った行動をする。それだけの事」


 記憶を入れられた体は、その記憶に沿った行動をする?

 何を言っているのか、理解できない。


「その記憶だって、猫屋敷のモノじゃない。奈苗様、君の記憶だ。君が『記憶喪失』する前の記憶を、その死体に入れたんだ。」

「『記憶喪失』する前の記憶・・・」


 俺の記憶をタマの体に入れたから、タマが先程紅葉先生に話しかけていたのか?

 話自体が初めて聞いたから、すぐには信じられないけど、それ以前に心配する事がある。

 紅葉先生が「俺が記憶喪失する前の記憶」と言ったが、「記憶喪失」はそもそも俺の嘘で、俺は記憶喪失していない。

 紅葉先生がタマの体に「記憶」を入れた前後、タマの反応はとても不思議なものだった。入れる前に失礼な言葉使いだったし、何となく子供っぽい喋り方だったが、入れた後は紅葉先生を「紅葉」と親しげに呼んでいて、とても丁寧な言葉使いだった。

 この事から、「記憶を入れられた体はその記憶に従った行動をする」という言葉を信じない訳にはいけないが、紅葉先生は一体、誰の「記憶」をタマの体に入れたのだ?


 考えれば考えるほど、恐ろしくなる。自分自身もまた、記憶を入れられた「ただの死体」なのではないかと、心配になる。


「なぁ、紅葉先生。魔力がない事は・・・魂がないという事の、証明?」

「そっ・・・分からない。その研究を今しているところだ。」


 紅葉先生は分からないと言う。そして、「研究してる」という。

 つまり、俺も「記憶を入れられた死体」である可能性はあるが、まだ断言が出来ない。

 そういう事だよな。


「お嬢様は!」急に、紅葉先生は大声を出した。「生まれた時から、魔力がない。だからって、『魂がない』とは断言できない!まだ研究中よ、余計な事を考えるな。」


 余計な事?考えるな?

 悪いが、それは出来ない。俺は「余計な事を考える」のが大好きなんだからだ。

 しかし、これはもしかして「フォロー」?

 俺に「最悪の可能性」を教えた人が、俺を慰めようとしているのか?


「君こそ、気にするな。今の私は、それ程弱くない。」

「お嬢様・・・」

「それに、魔法が使えなくても、魔力を使った事はあるよ。『魂』はあると思う。」

「それは『死体』でも出来る事っ・・・!」


 一言多いよ、紅葉先生!「弱くない」と俺は言ったが、「気遣い要らない」とは言っていない。

 でも、認めざるを得ないのかな、タマをもう死んでいる事を?

 タマの親父さんに魂を降ろさせた事もあるし、タマは確かに死んだと、今目の前にあるのはタマの死体にすぎないのだと、認めざるを得ないのか?

 その前に、もう一つ確認する事がある。


「紅葉先生、」これ以上にない真剣な声で呼びかける。「タマを殺したの、アナタなのか?」

「私ではない、」紅葉先生がはっきりと言った。「見つけた時にはすでに死んでいた。」

「死んでいた?」


 紅葉先生がタマを殺した訳じゃない。それが嘘か本当か、確証はないが、信じる事にした。

 しかし、「見つけた時にすでに死んでいた」と、タマは何で「死んでいた」んだ?。一つの事に安心できた代わりに、別の事に気にしないといけなくなった。


「自殺?他殺?」

 自殺だとショックだが、その可能性は薄いでしょう。「模倣人形」に魂を降ろされた時のタマはとても明るくて、自殺するような人間には見えなかった。

 他殺となると、一体誰がタマを殺したのだろう?タマを殺せるほどに強い人間——たぶん、恐らく——そうそういないと思う。


「どこでタマを見つけたのだ?」

「もう十分でしょう、奈苗様?ベッドに戻る時間だ。」


 紅葉先生が俺に近寄ってくる。俺をタマから引き離そうとしているんだ!


「近寄らないで!」大声を出した。

 出せるようになった。


「我が儘言わない、奈苗様!もう高校生でしょう?」

「飛び級!年齢はまだ中学生!」

「屁理屈言わない!ちゃんと休まないと、体力が回復しない。奈苗様は特にだ。」

「嫌!タマと一緒にいる!タマ!タマ!」

「それは『死体』だと・・・」

「タマ!私の傍に来い、タマ!」

「っ」


 何をしているのだろう、俺?タマを呼んだところで、死んだタマが来る筈がないのに。

 今の俺は、ただの駄々っ子だ。全く理性的ではない、アホな行動だ。

 そんな俺を見て、遂に堪忍袋の緒が切れたのか、紅葉先生が乱暴に俺の腕を掴んだ。


「無駄の時間を使わせるな!ただでさえ今が忙しいのに!」

「放して!嫌!私の質問を答えない紅葉先生なんて、嫌い!タマ、タマ!」

「っ、魔法が使えれば・・・」


 魔法?もしかして、俺の体を気遣って、魔法を使わないようにしているのか?

 紅葉先生は一体何がしたいのだろう?俺をこの場所に攫っておいて、色んなところで俺に気を遣う。

 どうやら、彼女は俺の「敵」であると同時に、俺の「味方」でもあるようだ。


 それでも、我が儘な俺の「我が儘」を聞かないのなら、俺も聞かない!


「タマ!来い!私を守ると言ったでしょう?私を支えると言ったでしょう?早く出てきて、私を守り・支えなさい!専属失格にするよ!」

 無駄な事を何度も口にして、紅葉先生をイラつかせる。

 俺だけが嫌な気分になるのも嫌なので、紅葉先生を道連れすべく、怒らせるように言葉を紡ぐ。


 だか、ここで予想外の事が起きた。


「うにゃ!」

 どこからか、紅葉先生の飼い猫が現れて、先生の手を噛んだ。


「痛っ」と言って、紅葉先生は俺の腕を放して、自分の手を庇った。

 そして、自分の飼い猫を見て、「何で?」と口にして、かなり驚いたようで、同時に俺とその猫から少し離れた。

 猫ちゃんの方は今度、俺と紅葉先生の間に入って、「シャー」と紅葉先生に向って威嚇し始めた。「飼い犬」を改め、紅葉先生は自分の「飼い猫」に手を噛まれた。

 何となく、この茶色の猫ちゃんが・・・

 いや、何となくじゃない。かなり、だ!

 この茶色の猫ちゃんが、かなり・・・

 ・・・可愛い!


「猫ぉおおおお!」

 猫ちゃんが紅葉先生に威嚇しているにも拘らず、俺は猫ちゃんを強く抱きしめた。

 逃げないように、首にも手を添えて、頬で猫ちゃんを撫でた。

 そんな事をされたら、普通の猫ちゃんは逃げるはずなんだが、流石「飼い猫」という事だからか、抵抗があまり強くない。

 この世界ではもう絶滅していると言われている猫ちゃんだが、紅葉先生のところにちゃんと生きている猫ちゃんはいた。

 やはり「常識」なんて嘘だらけ!タマはもう死んで、ただの死体となっているのも、きっと嘘だ!


「くっ、分かった。好きにしろ。」

 紅葉先生がどうやら諦めたようで、俺とタマ、そして猫ちゃんをこの部屋に置いておいて、部屋を出た。

 カチャッと、鍵が掛けられた音がした。抜かりがないね。


 しかし、何故猫ちゃんが現れただけで諦めたんだろう?「絶滅危惧種」動物への気遣い?


「猫ちゃん、猫ちゃん・・・」


 ダメだ。一気に力を使い切ったような感じだ。

 タマの体温・・・は感じないが、呼吸しているのが聞こえるので、それで十分だ。

 今のタマの中の記憶は恐らく「私」のものだろう。魂がどうとか、そんなの知らない。魔力と分離されているだけとか、そんな感じなものだろう。

 それなら、タマの魔力を見つけて、またタマに返せば、きっと、タマも・・・元に戻れる・・・

 猫ちゃん、は、逃げていない。

 タマも、傍にいる。

 疲れた。

 このまま、寝よう。タマの腕を枕代わりにすれば、固いコンクリートの床でも、寝れる、だろう。


「タマ、見つけたよ。私も、タマを・・・守るから。」

 意識がどこかに落ちるように、俺は目を瞑った。

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