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なぜそんな事をしようと思ったんですか

掲載日:2026/07/23

前作「なぜそんな都合のいい話があると思ったのですか」に出て来た悪い子、カンティーナの話です。

このお話だけでも特に問題なく理解できると思いますが、前作を読んでからの方が楽しめるかと思います!


な、なんでこんな事になっちゃったのよ!


今、私は留置場に入れられている。


「誤解なんです!私、そんなっ!乗っ取りなんて!」


鉄格子を握り、精一杯の大声で誤解を解こうと頑張っているが、守衛には相手にされていないようだ。


「ねえっ、聞こえてるんでしょう?こっちを見て!私みたいな"か弱い女"がそんな大それた事する訳ないじゃない!」


ちらっとこっちを見たが、それだけだ。また正面を向いて一切動かなくなった。


「ちょっと!何とか言いなさいよっ!私が話しかけてやってるのに!本来ならアンタなんか話すどころか目が合う事さえない格上の女なのよ!」


くっくっくっ。笑い声が聞こえてきた。


「いやあ聞きしに勝るとはこの事だな。実に愉快な女性だ。」


この声は…第一王子殿下?!


「殿下…ああ私の王子様は貴方だったのですね!こんな所まで助けにきてくださるなんて!」


まさか殿下自らが助けに来てくださるなんて!そうよ!私は勘違いしただけ。

リリアローズに虐められていたと思っていたけど、そう!あれは勘違いだったのよ。

だって私が学園で遠巻きにされたり話しかけても無視されたりしていたのは本当だもの。

……異性との距離が近過ぎるなんて余計なお世話よ。だってみんな私をそばに置きたがるんだもの。


「殿下!私が学園で酷い目にあっていたのは本当のことなのです!今まではずっとリリアローズが犯人だと思い込んでいただけなのです!」


んー。殿下が何か言いたそうに言葉を探している。

私はとても綺麗なの。男性を惹きつけてしまうのは仕方ないこと。

…殿下も私に夢中だとしても仕方がないことだわ。

殿下が探している言葉を見つけて愛を囁いてくれるのを待つ。


「んー…。考えたけど、ソフトな言い方は思いつかないや。だからはっきり言うよ。」


殿下の愛の告白をドキドキしながら待つ。

どうしよう、すぐに抱きついて私も!って言うべきかしら。それとも感動して涙目で口元を押さえるみたいな感じが良い?

などと色々考えていたが、殿下の口から出たひと言に驚愕した。


「はあ、俺が愛を告げると本気で思ってるんだ。そういうところだよ!」


え…。愛の告白では…ない…の?


「で、でも!殿下!私が学園で虐めにあっていたのは本当のことでっ、うっ、うっ」


そうよ、勘違いしちゃったけど意地悪があったのは本当だもの。


「とりあえず学園時代の話は置いとくよ。では質問だ。なぜ君は」


()()()()()()()()()()()()()()か?ですか?


「だって、私がリリアローズの婚約者に見初められてしまったから…」


「見初められた、ねえ?君が指名した証人も含めて聞き取り調査したけど、そんな話じゃなかったよ?」



※※※


「大丈夫だよ、君が何か咎められる訳ではないんだ。だから本当のことを話してほしい。」


「あ、あの!カンティーナ様にバレてしまうと!我が家との取引を無くすと!ですから何も…」


なるほどなぁ。何故あれだけ強気なのか不思議だったけどそういうことか。


「そんなの口だけじゃないのかい?彼女は男爵家でしょ?低位貴族の令嬢にそこまでの権限ないと思うんだけど。」


その時俯いていた女性がパッと顔を上げて教えてくれた。


「彼女に男性との派手なスキンシップを注意したお友達のご実家が…彼女の男爵領を通行させてもらえなくなって…。」


ほう、通行許可を難癖付けて出さず消費期限のある食材を"腐らせるよりいいだろう"と言って二束三文で無理やり買い取った?

何だよ、父親もグルか。


「それでも彼女のご実家はまだ我が家よりましなんです。少し遠回りになるけど迂回することができるから。でも我が家は…」


女性を泣かせるのは本望ではないが、今日だけは勘弁してもらおう。


「そう…か。君のご実家の立地だと。」


涙が止まらないながらも必死で説明してくれた。

彼女の父が商売をしている場所は隣国との入り組んだ国境沿いにある。そして、王都に出るには必ずカンティーナ嬢の男爵領を通らなけれはならない。


「わ、私が彼女の意に沿わない事を言ったら…!我が家は王都に出る道を断たれてしまうのです!」


なるほどなぁ。何であんなに証人の用意に自信満々だったのか、おかしいと思ってたんだ。こんな裏があるなんてな。


「ではこうしよう。君が知っている事を全部教えてほしい。だが、その証言を根拠にして彼女に罰を下すような事はしない。それならバレないだろう?…恐らくだが、君たちだけではなく酷い目にあっている家は多いだろうから裏付けする為の元ネタが欲しいんだ。」


どのみち罰を与えるとなれば相当なものになるだろう。だから、彼女の危惧する男爵家による嫌がらせなんてやっている暇もない気がするけど。


そこまで伝えてようやく重い口を開いてくれた。


※※※


「ああそうだ!今日は君が寂しくないように仲間を連れてきたんだ。誰だと思う?」


殿下は優しげな顔で仰るけど、話の流れからしていい予感が全くしない。


「カンティーナ!」


「えっ?!お父さま?お母さまも?」


助けに来てくれた!本当は1週間もこんな所に入れられたことに文句を言いたいけれど、出られるまでは我慢しなきゃ!

……せっかく会えたのに二人ともちっとも嬉しそうじゃない?そっか、まだ二人は私が嘘をついたと思っているのね。


「お父さま、お母さま!私、こんな所に入れられるような酷い事していないの、安心して!」


「カンティーナ…」


「もう!お母さま安心したの?泣かないでよ!ずっとリリアローズが犯人だと勘違いしていただけなの。だからこうやって殿下だって助けに来てくれて…」



どんなに安心させようと言葉を紡いでも二人の表情は変わらないままだった。

私が上位貴族の方から虐めを受けていたのは事実だし、その方たちの指示に従った下位貴族や平民にも無視されていたのも事実。

でも数は少ないけど、私の話を信じてくれる友人はいたんだから!


「大丈夫!ちゃんと信じて無実を証明してくれるお友達だっているもの、すぐ誤解は解けるわ!」



ぷっ。いかにも可笑しいというように殿下が噴き出した。


「あ!殿下!私の無実を晴らすために…」


「エステルさんだったか?確か地方で父親が商会を手広くやっているという平民の。」


なんだ!もう調べてくれていたのね!


「そうです!彼女なら必ず私の味方をしてくれるはずです!」


お父さまとお母さまの顔色が悪い。そんなに心配してくれていたのね。

でももう大丈夫。あの子は私の言った事を丸々信じてくれるもの。

…もう一人のお友達だったセリンさんは意地悪だったわ。あまりにも酷いからお父さまに言ってお仕置きしてもらったの。そしたらよっぽど意地悪したのが恥ずかしかったのね、私に近づいてこなくなったわ。


「エステルさんにはね、まず何も言わずに君の被害について教えてくれって言ったんだ。そうしたらさ。」


「君から聞いたって話を教えてくれたよ。」


「あと、エステルさん以外にも何人か。」


「そうなんです!私、上位貴族の方から酷い目に遭わされていて…カプリッシユ様と仲良くなった後、婚約者がリリアローズと聞いててっきりあの女が犯人だったと…」


パン!お母さまに打たれた。


「あ、あなたっ!まだそんな事を!」


「お母さま!だってリリアロー…」


パン!また打たれる。


「君はさ、一体何考えてるの?そうやってリリアローズを呼び捨てにしてるんだね、普段は。それだけでもどうかと思うけど。」


「殿下!殿下っ!だってあの時はあの女が犯人だと思っていたんですよ?仕方ないでしょう?」


「だからさ、あの女とか呼び捨てとか。それがまずダメって言ってるの。しかも上位貴族のいじめとやらも虐めとも言えない内容じゃないか。」


「だ、だって!」


「婚約者のいる男性にしなだれかかってはいけません、ってのは虐めなのかい?」


私が虐めって感じたんだもん、虐めよ!それにその後から無視されたり遠巻きにされたりしたもの!


「充分虐めだったと思います!だって、男性の方から私に近づきたがるんだもの、仕方がないでしょう?繋ぎ止められないご令嬢方にも問題があるんじゃないですか!」


はっ、しまった!殿下に噛み付いてしまった。だって。

あの()()()()()()()みたいなこと言うんだもん。



「まあいいよ。で、その調子で彼にも手を出したんだろう?カプリッシユ殿はああ見えてコンプレックスの塊だったからね。コンプレックスの原因であるリリアローズが虐めをやってるなんて聞いたら飛びついたんじゃない?」


そうよ、だって養子とはいえ次期伯爵なのよ?そろそろチヤホヤしてくれるだけの男たちではなくて嫁ぎ先を探さなきゃ、って思っていた私には条件がピッタリだったの。


「君の狙い通り彼は踊ってくれたみたいだけど、流石に計画が杜撰すぎたよね。同級生で名前を知っていたからって理由で上手く虐めもでっち上げできたつもりだったんだろうけど。」


そうよ、誰が学園に来ていないなんて思いつくのよ!同じクラスならともかく、向こうは成績上位者クラスで全く交流なかったし!こんな後出しズルくない?


「でさ、その話を聞いた時に僕思ったんだよね。リリアローズがやってない事だけは確実だ、だって毎日僕と一緒だったんだから。」


そこで一度私たち家族を見回す。


「ならなぜあんなに簡単に、証人ならすぐ用意できるって言ったのかな?って。」


※※※


な、なんでこんな事になっちゃったのよ!


今、私は留置場に入れられている。

……お父さまとお母さまと一緒に。


セリンさんが意地悪だからお仕置きをして!とお父さまにお願いをしたこと。

セリンさんは意地悪だからお父さまにお仕置きしてもらったの、ってエステルさんに言ったこと。

それからはわたしの言うことをなんでも聞いてくれるお友達が増えたことも。


全員わたしを慕ってのことではなかった。

単にお父さまに嫌がらせをされない為に、お家の為に我慢していただけだった。


そしてお父さまもわたしの為にやってくれた訳ではなかった。


「君のお父上もこの杜撰な計画を後押ししていたみたいだからね。みんな纏めてお仕置きだね。」


最初にカプリッシユ様を唆したのはお父さまだった。


「養子に入る予定なんだろう?婿()じゃなく()()に。それなら、書類上の養子契約が成立してから婚約解消すれば良いんだよ。」


本来であれば婿として婚姻契約を結べば良いだけなのだから、わざわざ養子として迎え入れるということは。


実子に瑕疵があり、万が一の時実子を切り捨てる算段なのか。

カプリッシユ様が優秀で伯爵家の行く末を全面的に任せたいと思ったか。


ともかく、カプリッシユ様の結んだ契約の内容を聞く限り、カプリッシユ様の婚姻相手が実子でなくても問題ないと判断できるものだった。


それを知ったお父さまが唆したわけ。そしてわたしもとても素晴らしい計画だと思ったわ。

だって、学生時代意地悪だった人たちを見返せるのだもの。

だからなんでも言うことを聞いてくれるお友達を使って噂を広めたのよ。

リリアローズの悪い噂をね。 

お母さまも頑張ってくれたんですって。お茶会の時にわたしが学園時代から虐められていたって、相談の体を取った噂話を広めてくれていたの。



それが!稀血なんて誰が思いつくのよ!

第一王子の稀血が判明して、翌年にリリアローズの稀血が判明して。

学園に通う年代になっても在籍だけして王城詰めだったなんて、思いつくはずないじゃない!

わたし、勉強はそれほどできなかったけど!

"どのクラスにどんな人がいるか"

そこだけはきっちり把握していたんだから。まさか王城で学習して試験を受けて、籍だけ置いてるなんて!普段行き来のないクラスの出席状況まで分からないもの。


「カンティーナ、学園時代のお友達に教えてもらったり噂話が伝わってきたりはなかったの?」

「お母さまこそ!噂を広めた時にどなたか教えてくださらなかったの!?」


コツコツコツ。誰かやってきた。


「いやあ本当に何も教えてもらえなかったんだな、君たち。」


「殿下…」


殿下はすでに色々なところに調査の手を入れていた。


「あの婚約解消事件から2週間、たった2週間だよ?こんなに証言が集まるなんて思ってもいなかったよ。」


殿下の調査によると、学園内でわたしは"身持ちの悪い男爵令嬢が玉の輿を狙って媚を売りまくっている"と、悪い意味で有名だったそうだ。

そしてそれは令嬢の間だけではなく、令息の間でも有名で。


「恋愛ごっこをするには後腐れがなくて最適…?」


「ああ。令息の中ではね。君は本気で婚約者から略奪できると思ってたんだろう?あれはね、"しつこい、下心ありの女性のあしらい方"の実践として半ば公認だったらしいよ。」



そんな…。あれだけわたしのそばに侍ってチヤホヤしてくれていたのに。

!でも!


「でも!中には!2人での逢瀬に誘われることだってありました!」


大した身分の方でもなかったから断ったけど。


「それは…。君と同じで周囲の情報から遮断されていたか、あるいは。」


あるいは。


「ああそういえば誘ってきた令息の中にドゥーイー男爵の息子がいなかったか?」


「……いました。」


記憶を辿れば顔が思い浮かんだ。爵位も顔も金も。全てに中の下な男だったわ。


「あれを断ったのだけは褒めてあげるよ。その誘いに乗っていたら。」



わたしがリリアローズの嫁入り先にしてやろうと思っていた、プロムヘキシ侯爵の後妻に入ることになっていた…?


「四人だよ?四人。普通はさ、二人くらい不審死した時点で嫁入りする娘なんかいなくなるんだよ。なんでその後にも嫁入りしたと思う?」


献上する輩がいたのだ。

嫁入りを焦っている者。

金銭的な理由で普通の婚姻が絶望的な者。


「そして、君みたいに婚約者の有無も気にせずそこら中で愛想を振り撒いている者。」


そんな令嬢に声をかけて、傷物にしてしまい。


「あんな恐ろしい噂のある侯爵にでも、嫁げるだけましだ、って思わせるんだよ。あいつはその手伝いをしていたんだな。成功して一人でも婚姻に持ち込めば莫大な報酬があるらしいぞ。」


脚に力が入らない。思わず座り込んでしまう。そんな、そんなひどい人に狙われていたなんて!


「な、なんてひどい…」


口を押さえて涙を流す。確かにいろんな方に声をかけた。それで注意を受けたこともあった。だけど…


「わたしにも悪いところがあったかもしれないけどっ、だからってそんな悪辣非道なこと!」


わたしの涙に虚を突かれたのか殿下が目を瞠った。

しばらくそのままだったかと思ったら。



「ふっ、ははは。ちょっちょっと笑わさないでよ!」


殿下は笑いが止まらなくなったようでしばらく笑い続けた。なんてひどい人!間一髪で避けた不幸を馬鹿にして笑うなんて!


「殿下っ!わたしが下位貴族だからと言ってそれはあまりにもひどすぎます!」


「ふう。あーよく笑った。こんなに笑える話はないからね。」


涙を拭く為にポケットからハンカチを取り出し優雅な仕草で拭う。


「君みたいにそこら中で迷惑をかけて嫌がらせをしてきた人でもプロムヘキシ侯爵への嫁入りは嫌なんだ。」


「そ、そんなの」


当たり前でしょう!と言おうとしたが言えなかった。


「そんな酷い家へ。伯爵家の養子を唆して婚約解消させて。正当な後継者のはずの実子を嫁入りさせて。家を乗っ取るつもりだったんだ。」


そんな!そんなつもりはなかったって言いたかったけど。あそこに嫁がせれば、もう伯爵家に口出しなんかできないだろうとも計算していた。


「だからね。君たち親子は処刑なんだよ。一応裁判はするけどね。でもおそらく弁護してくれるものはいないだろうし、極刑ありきの裁判になるだろうね。」


極刑!お父さまもお母さまもへたり込む。


「特に男爵。君は娘がいじめられている、というのを口実にしてかなり悪質なことをしていたそうじゃないか。」


「だから親子三人仲良く処刑されてくださいって言いたい所なんだけど…僕から慈悲を上げる。」



※※※


第一王子殿下の慈悲により、そして第二王子殿下が立太子することにより。そして。


「カプリッシユからリリアローズを解放してくれたお礼だよ。」


恩赦や何やらがあり、わたしたち親子は2年間懲罰房に入れられただけで解放された。


だけど。


「主要街道を管理してるのに難癖付けて通過させないだけでなく、そのせいで売り物にならなくなった食品を二束三文で買い叩いたんだってな?そんな人間に重要な土地管理は任せられないだろう?」


と、領地は取り上げられた。しかし何故か男爵位は返上とはならず新たな所領を賜る。


「君たちなら管理していけると思うんだ。」


そう言われた領地は…


「男爵様よう、こんな量のメシじゃあ暴動が起こるぜ?」


罪人の収容施設が主な収入源という僻地だった。


施設は3つ。犯罪の種類により分かれている。

領民は全て犯罪者。

軽微な犯罪者はほぼ普通の領民として暮らしていて、街は彼等がいないと成り立たない。

肉体労働は重犯罪者が担っていて、その管理を担うのもまた犯罪者。

そうして街の全てを罪人で回していくことで、外界との接触を減らし…


"悪いことをするのもされるのも罪人"


という街を作ったのだ。最低限の領運営費用は国から出ている。

当然だけど逃亡できないように領の周りはガッチリ塀で守られている。

罪人たちには給与も出る。もちろん一般の労働者と比べると雀の涙だけど。


それでも。

罪人だからと蔑まれる事がない。だって相手も罪人だから。

自分の罪を悔いたとしても、卑下する必要はない。だって相手も同じように悔いているから。

存外、罪人たちには住み心地の良い街だったようで、大きなトラブルはなかった。

おかげでシステムを作り出した前子爵は功績を認められて王都に呼び戻された。

その後継として我が家が指名されたのだ。


「罪人だけで成り立つ街、がコンセプトだけど領主まではなかなか手当がつかなくてね。でも君たちなら!罪人かつ領主になれるじゃないか!」


罪人の中には、お父さまが利用して捨て駒にした者もいるらしい。

……私がお金だけむしり取って見捨てた男も。


「まあ君たちが領地のために尽くしていれば、きっと誠意は伝わるよ!頑張って。」



あっ!でも!戸締りは厳重にね!


そんな言葉を残して第一王子は去って行った。



颯爽と去っていく第一王子を見送り、はっとお母さまが気がつき慌てて施錠する。

窓も全て確認し一息ついた時。


「さ、じゃあ作戦会議と行こうじゃないか。」

「そうね。見つかって罰を受ける程度の犯罪者なんてたかがしれているわ。」


ふふ。お父さまもお母さまも。そうこなくっちゃ!



あれれ?ざまあになる筈だったのになあ。

あんまり良い人達ではないけど、このくらいの強メンタルに憧れてしまいます。

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