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ヴァニタス  作者: 都築
12/23

革命

中学3年生になった。

またクラスの端でおとなしく生活をしていくんだろうなと思いながら過ごしていた。

担任の先生は熱血系で所謂生徒を下の名前で呼ぶフレンドリーな人だった。


私はしばらくおとなしい子(いい子)を演じていた。

でもたまたま隣の席になったサッカー部の陽キャに変に絡まれる機会が増えて、気づけば懐かれていた。

ことあるごとに私に話しかけてきて、面白いやつ認定をされているようだった。

あまり自分の感情を話すのが得意じゃなかったけど、ちょっとずつ思ってることが言えるようになってきて、周囲の人も意外とこいつ面白いんじゃん!と思ったらしく、クラスメイトに話しかけられる機会が増えた。

担任の先生からも「1学期まではおとなしい子だと思ってたけど、2学期くらいから本性出してきて、学校生活楽しそうで嬉しい」と言われるまでになった。


それをよく思っていなかった人が3人いた。1人はたまたま隣の席になったサッカー部男子の彼女だった。私はその男子を好きなんて1回も思ったことなかったし、なんならまだSくんのことが好きだった。(6年間片思いをし続けていた。)その彼女から最近仲が良すぎないか?と聞かれ、私から話しかけてません。という事実を告げて終話。

2人目は中学1年の時私を仲間連れにしてくれた内の1人(Kちゃん)。その子は活発な性格ではなく明るくもない。どちらかといえば暗くて異性と話しているのは見たことはないくらいだった。(私はいとこが男だし、幼馴染も男だし、小学生の時女子1人なのに男子に混じってドッチボールをするくらいには異性に耐性はあるからその辺りがかなり違った。)

同じ陰の者だと思っていたのに裏切られたような気持ちになったらしく、「あなたばっかりずるい。どうして。」と言われた。どうしてと言われても。それはあなたのコミュ力と努力の問題では?と思った。

3人目は表立って何かを言われたわけではないけど、クラスメイトだった。その子が好きな人が私のことが好きという噂があったらしく、それでちょっと気になっていたようだった。そもそもその噂を本人である私が知らなかったからどうなることもなかったんだけど、ちょっと申し訳なさみたいなのがあった。


進路をどうするかという話で、軽音部があって制服が可愛いけど少し遠いところにするか、軽音同好会だけど家から近いところにするかでずいぶん悩んだ。後者であれば特に塾に行かずに合格できたけど、なんせ中学からの進学者が多くてそれが気がかりだった。音楽もちゃんとやりたかった。

結局前者の偏差値が高い軽音部があるところになり、塾に通わせてもらえることになった。それを聴いた姉からは「あんたばっかりずるい。私は通わせてもらえなかった。」と愚痴を言われる羽目に。

そもそも姉が勉強している姿なんて一度も見ていないし、頭が悪いし、効率も悪い。だからお金をかけても仕方ないと判断した親は正しいと思う。でもそれが気に入らなくて、母と姉は言い合いを始めてそれを私が取り持つようなよくわからない編成になった。

どうして私は頑張ろうとしたり、少しでも何かが好転しようとすると誰かに妬まれるんだろうかと窮屈で仕方なかった。


そういえば私は中学2年生の時姉から面と向かって「あんたなんて生まれてこなきゃ良かったのに。」って言われた。

もう姉は言ったことすら覚えていないんだろうな。

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