EPISODE:07「バスタオルは巻いてください」
最後にアザができてしまった僕の左の頬には強めにレーザーを当ててから終了した。
その上でマリカ様は僕にドキドキした状態でこう言ってくれる。
「良太、目開けていいよ。これで治療完了。こんな治療実際にしたのは良太が初めてなんやで。これが女神パワーの1つであるおっぱいビーム。見てみたら分かると思うけど全部完治しとるから!」
僕はすぐに確認してみると確かにキレイに傷やアザはなくなっており、すごく驚きながらマリカ様にお礼の言葉を伝える。
「すごすぎですね!治してくださってありがとうございます!マリカ様、あのちょっとなんか出そうなんですけど、どうしたら良いでしょうか?」
するとマリカ様は、顔を真っ赤にしながら僕に小さい声でこう言う。
「そりゃ、すごくたってるね。あとはちょっとビームの勢いが強すぎたのかもしれへん。でもそこはここで出せずに我慢して止めておいてよ!遅くなったけどバスタオル落ちてたこと教えてくれてありがとう。でもこれでお互い、裸を見合ったわけだから別にここではバスタオルを巻く必要は無くなったわけか。こんなうちで良かったらこれからもパーティとしてもよろしくね!」
僕はすごく嬉しそうにしながらマリカ様に返事をさせてもらう。
「と、止めておくんですか!?ぜんぜん良いですよ。こちらこそよろしくおねがいします!ぁ、あのバスタオルは巻いてくださいね」
ここでマリカ様が少し寂しそうな表情をしながら僕にこう言ってくる。
「バスタオルを巻いてってことは、うちの裸をみるのが嫌なの?もしそうだとしたらうち、傷ついちゃうんだけど。」
まさかの展開に僕は、ものすごく慌てた感じでマリカ様に説明する。
「そ、そういうわけではないです。本音を言えば見てておきたいくらいですけど、僕がドキドキしすぎて耐えられなくなりそうで…」
僕がそう言うとマリカ様は、僕の背中を優しく撫でながら笑顔で返事をしてくれる。
「あ、そ~ゆことね。まぁ、白いのをこんな早くに出されちゃうと確かに困るけど、そこは我慢してくれたら問題ないよ。それに冒険者として本格的に生活していきたいのならば、こういう時間も必ず必要になってくるから。それにも魔女とかを倒すつもりであるならば、あの武器も必要になってお互い裸になってパワーを貯め合うことにもなるだろうし。だってうちと良太はパーティなわけなんだから。そうと決まれば明日からさっそく一緒に冒険に行きましょう!」
ここでマリカ様が言っていた【あの武器】とはいったいどのような武器なのかイメージ出来ず頭の中で謎めいていた僕なのである。
次回、その武器の名前が判明することになり、ついに僕たちの冒険が始まっていく。