EPISODE:28「パーツ集め」
さっそく大きな目標と使命に向かって4人のパーティメンバーが挑むことを決意した当日にゾンビみたいな敵が出現して苦戦しつつあった。
ただメイさん得意のスキルである爆弾魔法で戦いに勝利することができた。
そして何やら右手の一部とみられるものが落ちているのに僕は気づきマリカ様に声を掛ける。
「マリカ様 なんかパーツみたいなものが落ちてるんだけど、これはもしかして魔女アンドロイドのパーツだったりする?」
マリカ様はすぐに目で確認した上で驚きながらも答えてくれる。
「おっ、これはそうやね。おそらくゾンビみたいな敵に勝利したからそれでパーツが出現したんだと思う。」
ここで一度は逃げてしまった冒険者達がゆっくりと戻ってくる。
一人の女性冒険者がマリカ様に話しかけていく。
「マリカ様、先ほどは助けてくださってありがとうございました。私たちは無事に助かりました!お礼にそんな多くはありませんが金貨を差し上げますのでお受け取りください。」
ここでマリカ様は少し笑顔を見せつつも、その女性冒険者にこう言う。
「おっ、アンアンじゃない?しっかりお礼言ってくれてありがと!金貨は有り難く受け取らせて貰うけどのうちは大したことしてへん思います。良太がうちたちをちゃんとまとめてくれてパーティリーダーとしての役割をしっかり果たしてくれたわけやから。良太の力あってこそやで!」
その説明を聞いてショートヘアで赤い髪型をしているアンアンさんは、僕にもお礼を言ってくれる。
「良太さん、助けてくださってありがとうございました。私たちの命はおかげで無事でした。」
僕はアンアンさんに軽く右手を振りながら返事する。
「いえいえ。僕は大したことはしてません。マリカ様やここにいるメンバーたちのおかげだと思ってますので。」
これで初の魔女アンドロイドのパーツもゲットしてゾンビみたいな敵にも勝利して僕たちはまた一歩大きく前進したのであった。
その後もこの日は駅茶色いスライムが現れたりしたがレベルが高くなかった為、僕の光鉄砲の一撃で上手く倒すことが出来た。
さらに今度は魔女アンドロイドの左手パーツ更には頭のパーツも手にしたため残りは3パーツまで迫った。
今日この1日だけで冒険らしいことができたのであった。
そして一人の目がものすごくつり上がっている魔女が僕たちの様子をこっそりとバレないように見ていて、他の魔女たちにも連絡をとっていた。