EPISODE:22「ついに!主力陣が揃う時」
新たな1人の女性冒険者が何か困っている様子だったので、駆けつけてみると腹痛があって小さい方と大きい方の両方が出そうになり困っていた。
その上で助けを求めていたので指示に従ったガードをさせてもらった。
そしてその女性冒険者が元アメダン地区の女王様であった、バニアさんであることが分かった。
僕は両手をポケットティッシュで何事もなかったかのように拭いていくとマリカ様とメイさんの声が大きくなってきて慌てて探してもらえているのが分かったため返事する。
「マリカ様、メイさん!僕ならぜんぜん大丈夫だから心配しなくても良いよ!困ってた人も無事だったから!」
ここで真っ先にマリカ様が不安そうな表情をしながら僕のところまで向かいつつ、こう言ってくれる。
「良太、ちょっと行ってきますって、一言声かけてもらってから、ぜんぜん帰ってこないから、めっちゃ心配してたんやで〜!もしかして強敵でもいきなり現れたりしたのかなとか思ってしまったやん。ってバニアとここでエッチな事でもしてたの?まだこの子、9歳だからダメだよ!」
僕はエッチなことをしていない話を聞いて、ホッとした表情をしながら僕とマリカ様にこう言う。
「良太さんがエッチなことしてなくて、無事で良かった。マリカはバニアさんとはお知り合い!?」
マリカ様は僕とメイさんにバニアさんとの出会いについて話してもらえる。
「まぁね。うちがアメダン地区に1年くらい前に少し訪問させてもらったことがあったの。その時にそこの女王様だった時で、近いうちにある同地区の女王選挙で敗退してしまうかもしれない話は、直接本人から聞いていたことがあったねん。」
今の話を聞いてバニアさんがマリカ様に少し恥ずかしそうにしながら話していく。
「たまに訪問してくれてたからね。まさか、そのマリカ様とメイさんがお兄ちゃんと同じパーティメンバーだなんて思ってなかったよ。」
ここでマリカ様が今のバニアさんのお兄ちゃん発言が気になったらしく、少し怒った表情で僕にこう言ってくる。
「良太、バニアに何か変な事でも教えた?なんでお兄ちゃんって呼ばれてるのは手」
僕がどう返事をしたら良いのか困ってるとバニアさんがマリカ様に堂々と答えてくれる。
「それはバニアがお兄ちゃん的存在だなって思ってたので、勝手に呼ばせてもらってます!ほら頼りがいがあるじゃん!もしマリカ様が不快に思われるのなら考えるけど。」
そう言われてマリカ様は、少し考えてからバニアさんに小さめの声でこう言う。