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EPISODE:20「よく分からないガードマン」

 いよいよ思わぬ形で冒険らしい冒険が始まっていき、夕涼みを僕たち3人がしている時にいきなり4匹のスライムが出現する。


 ただ3人全員の力を合わせて見事に倒すことが出来て、初戦を見事に勝利、それも圧勝と言う良いスタートをきった。


 マリカ様の提案で、今回たまたま宿泊していた「ラブリン」には宿泊中の冒険者は少なかったのだが人通りの少ないところに移動したほうが良いのではないかと言うことで僕たちは近くの野原に移動してきた。


 しかし周りには草がたくさん生えており過ごしにくい感じがあった。


 マリカ様とメイさんは武器の点検をしていて僕は安全のため野原から少し周りを見ていると草がたくさん生えてるところに一人の女性冒険者が両手でスカートをはいた状態で下半身を押さえ込む様子が見えた。


 そのため僕は2人に一声かけて急いで向かう。


 「ちょっと近くに誰か困ってそうな人がいそうだからちょっと行ってきます!」


 そして急いで、その一人の女性冒険者のところに駆けつけると金髪でしゃがみ始めたところで声をかけさせてもらう。


 「すいません、あの大丈夫ですか?お腹でも痛いんですか?」


 すると恥ずかしそうにしながらも苦しい表情で小さめの声で返事をしてくれる。


 「腹痛があって、小さい方と大きい方、両方出そうで、でも我慢してたら漏れちゃいそうだし。でもこんなところで脱ぐわけにもいかないし、脱ぐと明らかに色々見えちゃうから。しかもティッシュ持ってなくて…」



 僕は、その女性冒険者にズボンの中に入れていたポケットティッシュを渡してからこう言う。


 「ティッシュは、とてもありがたいけど、ここで逃げられたら200回殺すわよ!もし近くに他の男性冒険者がいて見られて、盗撮なんかされたら女として一大事だからな。だからバニアが漏らしてしまう前に代わりにスカートとショーツを一気に脱がせて!早くしないと出ちゃう。」


 ものすごく思わぬ状況だが、ここは一人の冒険者を助けると思って白いスカートと黄色いショーツを一気に足元まで下ろしていく。


 「ち、ちゃんと言う通りにさせてもらいましたので目をつぶります」


 すると少しイライラ気味で僕にハッキリとこう言ってくる。


 「バカじゃない!ちゃんとバニアの目の前にいて両手でお尻をしっかりと隠して!これと完全にお尻が丸見えでしょ?別に緊急時だから手がお尻に当たっても良いから、とにかく周りの人から女の大事なところが見えないようにしっかりガードして!でなきゃ本気で怒るわよ!」

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