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EPISODE:19「駆け出し冒険者」

 マリカ様は、少し笑顔で僕にこう言ってくれる。

 「うちは女神だから、こんなスライム程度で苦戦するようじゃあかんからね。良太の攻撃もすごかったで!スライム2匹いたのに光鉄砲でしっかり仕留めるなんて、すごくカッコいいって思った。なかなかやるじゃん!」


 僕はマリカ様に褒めてもらえて少し嬉しそうにしながらこう言った。


 「そう言ってくれてありがとう!僕の目標は自分自身の中でよく分からんけどただ言えることは、まだまだこれからだと思ってる。目の前に現れる敵はしっかり倒していこうって思ってる。」


 メイさんは今の僕の話を聞いてニコッとした表情でこう言ってくれる。


 「良太さんなら魔女とかあたしが倒せなかったダーク・タランチュラも倒してくれそうだよ!」


 ここで僕はメイさんに自信なさげに返事する。


 「そんなことないって。僕はまだまだ駆け出しの冒険者だから。もっとレベル上げてもっと経験つまないといけないなって思ってるからね。」


 さらにマリカ様が僕に両手を2度ほど叩いてから笑顔で褒めてくれる。


「良太、もう少し自信持っていったら良いんやで!だってさっきのうちたちにした指示もすごくリーダー的なものを感じたし。きっと最高の冒険者になるんじゃないかなって思う」


 いきなりスライム出現で、正直僕も少し驚いてしまい冷静さが欠けそうになった。

 それでもS級美女2人を前に頼りない行動は出来ないという気持ちを持ちながら戦うことが出来たため、結果的に上手く言ったのではないかと僕自身は思ったのであった。


 それから僕たち3人は、宿泊施設である「ラブリン」に泊まって次の日を迎えていくのである。


 僕たちは各自の荷物をしっかりとまとめて持ってから場所を移動していく。

 歩いていきながら僕はマリカ様に行く先を尋ねてみる。


 「マリカ様、ここから次はどこに移動していけば良いんだろう!?」


 するとマリカ様が周りを少し見渡しながら説明してくれる。


 「とりあえず人通りが少ないところに移動したほうが良いんじゃない?また、いきなり敵が現れたときでも心の準備とかしやすいと思うし。あとはニューシティ以外の違う地区に行ってみるのも良いんじゃないかな。明日とかではなくもう少しこのニューシティで慣れてからだけどなぁ。まぁ、人通りの少ないところに行ってみよう!」


 マリカ様の話を聞いて僕は、2度ほどうなづいて納得した感じで返事をする。


 「そうだね。人通りの多いところで敵が出現して全く関係ない冒険者たちまでを巻き込んでしまう結末は避けたいもんね。ここは3人みんなで移動することにしよう!」


 こうして僕たちは「ラブリン」を出て街ではなく人通りの少ない野原の方に移動していくのであった。

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