EPISODE:18「スライム現わる!」
宿泊施設である「ラブリン」で僕とマリカ様とメイさんの3人で温泉に入ってからメイさんと2人でトレーニング室にあるパンチングマシンでたくさんパンチをさせてもらいお互いレベルアップに成功したのである。
そしてその夜、3人で「ラブリン」外に出て少し夕涼みをしていると、いきなり4匹の青、赤、黄、緑のスライムが出現し、3人とも真剣な表情になって戦うモードに入っていく。
慌てて僕は4匹のスライムをステータスを確認するとレベル25〜30くらいで2人に指示を出していく。
「僕は赤と青のスライムを担当するので、マリカ様は黄色をメイさんは緑色のスライムの攻撃をおねがいします。」
マリカ様は最強の魔剣で、ニコッと返事をしながら一撃で完全に倒していく。
「了解、スライム一匹くらい、こんなの朝飯前だっちゅうの!」
僕は光鉄砲を2連発出来るため、赤と青、それぞれのスライムに撃っていく。
こちらも一撃で完全に倒れていった。
ただレベルでは圧倒的にメイさんの方が上なのだが、緑色のスライムに大砲を撃つが、それを緑色のスライムが素早く避けてしまい外れてしまう。
メイさんが苦戦の表情で小さくつぶやく。
「くそっ!この大砲を上手く避けて来られるなんて思ってなかったって。それなら水鉄砲で仕留めてやる」
しかしここで緑色のスライムが緑色のネバネバを素早くメイさんに攻撃し、体にかかってしまう。
幸い攻撃力自体は高くないためダメージも少ないがメイさんには感じなかったが、まともに衣類にかかってしまいやや胸の部分が透けて見えてしまいつつある。
そしてメイさんが水鉄砲で今度は先程よりもスライムの動きをよく見てから攻撃していく。
今度はわりと命中して完全に倒すことが出来た。
メイさんは、少しホッとした表情をしていて、マリカ様がメイさんにこう言う。
「メイは集中力がちょっと低すぎるから命中率も低いんだよな。そんな大した敵じゃないんだから落ち着いたら良いんやで!」
するとメイさんは、すごく苦笑いしながら小さな声でマリカ様に返事する。
「頭の中では分かってるんだけど、まさかこんなゆっくりしてる時に敵が現れるなんて思ってなかったからちょっと冷静さが欠けてしまったんだよね…」
僕はマリカ様の一撃について自分が思っていることをそのまま伝えていく。
「マリカ様の攻撃、めっちゃ早くて5秒もかからなかったと思うからすごく驚いたよ!」