EPISODE:13「バナナとマンゴーとハート」
僕は2人の意見を聞いたところで話をまとめていきながら笑顔でこう言った。
「2人とも理解してくださってありがとうございます。それではメイさんが3人目のパーティメンバーということで、これから冒険をしていきたいと思います!」
するとマリカ様がメイさんにあることについて堂々と言う。
「まぁ、3人目のパーティメンバーとして認めてやるけど、次は良太のハートとバナナを先に完全に掴めるか勝負だ!」
ここでメイさんが受けなくて良い挑戦状を受けて立ってしまう。
「望むところだ!これであたしが先にリアさんのハートとバナナを完全に掴んでした方の勝ちということで…」
さらにマリカ様がさらなる下ネタをしっかりと言ってしまう。
「そうだな。でもうちは先におっぱいだけじゃないものまで良太に見てもらってるからね。まだあまり育ってないのと順調に育ってるものだったらそりゃ順調に育ってる方が良いよね?」
メイさんは戦闘するわけでもないのにマリカ様の話に変に乗ってしまう。
「そうはどうだろう?案外まだあまり育ってないマンゴーのほうが良太は好きかもしれないから分からないわよ。」
僕はこれ以上2人の過激すぎる話を聞いていられなくなり、両手で2人の手をつなぎながら少し顔を赤くしながらもこういった。
「マリカ様もメイさんもバナナとマンゴーの話は一旦中断して冒険に行きましょうよ!」
するとマリカ様がひそかに笑いながら僕にこう言ってくる。
「良太って面白いやつよな。バナナとマンゴーの話から逃げたい気持ちは分からんでもないで。それに冒険して早くレベルを上げたい気持ちも分からんでもない。だけど一つうちから教えておくけど、冒険というのはレベルを上げたり敵を倒したりすることだけが冒険じゃない。色んなところを歩きながら色んな冒険者と出会ったり色んな経験をしたりしながら体力づくりも併せてしていく。あとは作戦会議をしたりと色々あるんやで。」
ここでメイさんも可愛い表情をしながら僕にこう言ってくれる。
「マンゴーの話から逃げたいのなら、あたしは反対にこれからいっぱいあたしの恥ずかしいところを見せつけてあげるよ。あとは真面目な話になるけど今の話はマリカ様の言う通りだから。他人事だと思わないように。あたしも駆け出し冒険者だった時、冒険したい気持ちが強すぎてレベルも低かった時ね。スキルを習得してないのに歩き回ってると一番勝ちやすいと言われていたスライムに負けたことがあった。しばらく動けなくなって回復薬が2種類あってライトはHPが半分回復するやつ。青色のドリンクはHP全回復するやつだけど、全回復ドリンクは入手が困難なの。だからとにかく焦らずいこう。」
こうして僕は2人の意見を聞いて安全な冒険をするため焦らないようにすることを決めたのであった。