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この人達と異世界は……  作者: よつば
第一章 初めての異世界転移
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初めてのギルドと職業選択

 視界がパアッと広がって、ザザーっと風のように人々が歩いている。

 そこら中に露店が開かれていて、何か甘い匂いがふわふわ漂っており、武器や杖を持った冒険者のような格好の人達から一般的な格好をしている人まで様々な人々で賑わっている。


 そして俺の周りには、見覚えのある三人、あかね、つる、みれいもいた。


『はるきさん、皆さん、聞こえますか? アリスです』


「聞こえますよ、何をしたら良いんですか? 俺たち何も持っていないんですけど……」


 持っているといえば、アリスさんが説明していた特殊能力だけである。

 いくら強くても、衣食住は人には欠かせない事なのである。


『ああ、衣食住に関してはご心配なく。私に言ってもらえればなんでも用意できるので、何かあったら遠慮せず言ってくださいね』


 すると、奥でなんか三人がひそひそ話し始めた。


「ねえ見た? あのはるきが敬語を使ってるよ」


「こちらの世界の季節は知りませんが、明日は雪が降りそうですね……」


 おい、全部聞こえてるぞ。

 俺だって敬語くらい使うんだからな?


『じゃあ、冒険者たちの集まり、ギルドに参りましょう』


 ギルドかあ。

 こういうのはゲームの定番だよな、職業を決めたり、クエストを受けたり。

 アリスが教えてくれる道の方に進んでいくと、やがて小さな路地裏にたどり着いた。

 あれ? ギルドってもう少し目立つところにありそうなもんだけど。


『ここは勇者のためのギルドです。勇者はあなたたちが思っているような人類のヒーローではありません。人類と魔族の争いを止めるためにいるのです。まあつまるところ、争いを活性化させている人や魔族を倒して、治安を守るためにいるのですよ』


 なるほどなぁ。

 そういう人たちに狙われにくいようにこんな場所にあるのか。


「じゃあ、入るか」


 木製のドアを開けると、ヒノキのような匂いがした。

 そこにはレンガ調の壁にカウンターなど、まさにゲームの中に出てくる1番最初の建物って感じがする。


「初めまして。私はヒナというんですけど、このギルドの管理を行っていますので気軽にお声がけくださいね。敬語は不要ですよ」


「ああ、よろしく」


 ヒナというこの女性は、ゲームの受付嬢みたいな感じである。

 ショート丈の髪にふわっとウェーブがかけられており、話しかけやすそうな雰囲気だ。


『みなさん、貴方達4人以外の方には私の声が聞こえないのでそこは注意しておいてください』


 アリスから忠告の言葉がなされた時、ヒナが口を開いた。


「さて、そろそろ職業を決めていただきましょう。それぞれ物理、魔法の力のどちらが強くなっているかも言いますね」


 ヒナによると、俺とつるが物理攻撃の威力上昇、あかねとみれいが魔力量と魔法攻撃の大幅増幅とのこと。

 ちなみになんでヒナがそれをわかるのかというと、鑑定スキルというものがあるからだそうだ。


「俺とつるは槍使いか短剣使い、大剣使いとか両手剣もあるが……。俺は普通に片手剣使いかな」


「じゃあ俺は槍使いにする」


「私魔法使ってみたいなぁ。魔法使いにしよ!」


「あかねが魔法使いなら……それをサポートしたいので聖魔法使いですかね」


 全員の職業がある程度決まったところで、ヒナがこちらに手をかざした。


「【ギルドの祝福】」


 ホワーっと俺たちの体を光が包み込み、手のひらの上にひらひらと紙が降りてきた。


「これで、皆さんの職業選択は完了です。皆さんの力ならこの辺りのクエストがちょうどいいと思いますよ」


 紙には「ダンジョンに生息するドラゴンの幼体の討伐」と書かれていた。

 待てよ、ドラゴン?

 いくら幼体だとはいえ俺たちに倒せるのかそんなモンスター……。

 普通こういう時はスライムとかゴブリンとかそんな感じじゃないか?

 そんな事を考えながらギルドにある椅子に皆んなで腰掛けた。


「どうする?装備はアリスさんが用意してくれるから別にいいとして。今の実力で倒せる気がしないんだけど」


「はるき、分かるよそれ。私的にはダンジョンに少しだけ入って一発攻撃して逃げ帰るのが一番な気がする」


 あかねの言葉に2人もうんうんと頷く。


「それが最善かと思います。すでに私とあかねは魔法を使えるのでテレポートで逃げ帰れます」


「えっ魔法ってレベル上げして習得するんじゃ無いの?」


 つるの疑問に、今度はアリスさんが答えた。


『この世界での魔法は初期で覚えたものしか使えません。その人の実力によっていくつ覚えることができるか変わるんですが、お2人の場合は全て覚えています。記憶に刻まれているので技名は勝手に暗記されていますよ』


 まじか。

 これチートじゃん。たまにあるよねこんなの。


「じゃあとりま準備してダンジョン行くか!」


 3人とも賛成して各自準備を進めることとなった。

 ダンジョン……何かゲームっぽくっていいなあ。

 よし、俺も準備して出発しますか!!

 どうでしたでしょうか。

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[良い点] やっぱし内容説明が詳しいのーー( ˙꒳˙ ) [気になる点] …え?え?えとね……直すべきってところは ありません!( *¯ ³¯*) [一言] 次待ってますって言いたいところだけど、 も…
[良い点]  文章だけでこんなにその場に居るみたいに思えさせるのってすごい!文章力が半端じゃない···尊敬!  地味にはるきがバカにされてたのがツボだったw(* >ω<) [気になる点]  つるって女…
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