難解かどうかなんて、もうどうでもいいでしょ。
ただいまー。しんどかった。どもーせみころーんさんですー。とてとてとてとてとてとてとて。
ごそごそ (おきがえ)
よいしょっと。
はうー。泊りがけの仕事でした。イ・セカイは移動が面倒なんですよね。
え?ころーんさん。昨日はどうしたの?
ほう。
難解なのがもう、わからないと。
それでつないだのね。
だいたいね。なんで難解なのが受けなくなると思います?
しんどいから。
西洋クラシック音楽も、「通奏低音と厳格書法」・「和声法と対位法」・「12音と微分音」
ねえ。
これ、代が下れば下るほど簡単でしょ。
私は中世音楽の専門家じゃないし、イ・セカイの古楽科は卒業しておりませんので、厳密にそうかどうかはわからないんですが、厳格書法の前はね、「写本制作・音価定量」だったっぽいんですよ。
まるで、お肉屋さんに行って、グラムで買うプロセスと一緒。音符を量るんですって。
まだ通奏低音ができる前の話。
ここまでくると、もっと難しいわけです。当然日本だろうが地球だろうがその時代のころの本はほとんど出版されていません。あったとしても、古楽科以外読んでません。ティンクトーリスよりさらにまえ。
音楽の世界ってバカにされててね、「音大は馬鹿が行くもの」とか言われちゃったもんだから、シェーンベルク、ハウアー、ハーバとかがものすごく複雑化させようとしたんですよ。
ところが、複雑化させようとしたのに、習得は簡単になってしまう。
なんでこうなるのか、誰もわかりませんでした。そのうち、現代音楽の習得には修士博士一貫教育が、推奨されるようにまでなってしまいました。
電子メディアのない時代の音楽ってさ、これ、意地の張り合いだったんだろうねって。
ころーんさんが、珍しくんだんだ言ってる。
こういう、意地の張り合いで出す音楽観をやめようよって、流れになるのは当たり前でしょ。
いうのはやさしい。
けれども、実行するのはどうでしょうね。
ものすごい大変でしょう。
音楽の世界は、結束力が何よりも重視される環境だったのに、子供の数が減れば結束力なんてわからないでしょ。
難解かどうかってのを現代視覚文化に持ち込むこと自体が、間違いだったんですよね。
そこらへん、今の映画館に集う観客のほうが理解されてると思います。
楽しめればまあこんなもんだよって。
しかーしっ!
歴史が欠落したまま簡明化していただくのはやめてもらいたいと思います。
日本に住んでると、まず「この人のオーケストラ曲が聴けないので、Youtubeで仕方なく覚えた」ってのばかりです。
これがまずいんですよ!
つまり、Youtubeで覚えちゃうわけ。
まずいって。
なんでだとおもうころーんさん?
そう、きがついてるでしょ。
「間違いだらかの演奏かどうかわからない」んですよね。
これきっついでしょう。
楽譜と音源とセットじゃないとダメなんですよ。
以前ね、楽譜を入手した後に聴いてみたら間違いだらけで、おいなんだよこれってのがあったんですよね。
でも、その作曲家の楽譜ってものすごい特別な会社から入手しないとわからないもんですから、誰も知らないじゃないですか!
こうなると「あーCDがこうだから」って認知のほうが広まってしまって、なかなか批判できないんですわ。
これはあぽすとろーふさんもよく講義で触れてましたね。
一番典型的なものに、ソラブジの「オプス・クラビチェンバリスティクム」(イタリア式の発音を採用しております。)ってのがあります。あれ誰の演奏も、1ページ目って間違ってますよね。
ソラブジ本人は③のあとに、線を引いて弾く個所を変えるように示唆してますけど、変えちゃだめですよ。
弾きゃわかるって。
元のままでやんないとおかしいんですよね。でも、みんな変えちゃって弾くでしょ。
変えずにあの個所弾くの難しいですよねえ。ころーんさんも「うーん」とか言ってたしねえ。あれをオリジナルのままで弾くのが本物なんですって!!
だってね、自筆譜にしっかりlocoって書いてあるでしょ。
CDは全部8vaです。こんなバカな話あるわけないでしょ。
なので、あれはやっぱり自筆譜で弾かないとダメで、そこらへんわかってる人は実に少ない。
やっぱね、ピアノをやってる人なら、「あーわかるわかる」ってのあるんですよ。彼の曲には。
こうして、音源で間違った演奏が出回ってしまうのです。
出回ると、そっちが正解だと思う聴衆のほうが多数決になるんですよねえ。
こういう演奏家が勝手に変えた解釈というのは、作曲家の意見よりも通ることが多いんですよ。
声楽の世界ではこれが当たり前だったのです。
声楽はいいんですよ。なぜなら本人が楽器ですから。
けれども器楽でこれはやめてほしい。
何のために教えるのかわからなくなってきちゃう。
もう、音楽の演奏は、Youtubeでコピーして学ぶんでしょうかねえ。そういう音楽って薄っぺらくておもしろくないですよねえ。
今、地球の音楽は激動期だってことなんですよ。




