あんな歌声を持っていれば、読書などしなくてもいいのに。
うっわー、これ誰もがやりたがるだろうなあ。どもーせみころーんさんです。とてとてとて。
9人の語り部全員がやりたいってエントリでしたが、くじ引きで私でした。
ころーんさんがやりたがってましたね。とくに。
なんでこうなるんですか。
これはですね、日本の教育に問題があるって人が多いんですね。中学生の答案レヴェルですが。
教育が無問題なら、こうではなかったと。
日本は、これから大学の進学率が急激に上がります。もう韓国とポーランドとアメリカ合衆国はとっくの昔に上限に達したというのに、まだまだ日本と中国はうなぎ上りの真っ最中です。
2020年代で60%は達成できる見込みのようです。もっと上という人もいます。
とにかく、黄金比から1を引いた値に近くなっているということです。
1.618-1.000=0.618
62%弱の人間は大学に行くことは可能であると。
で、ここで問題です。
ひっくり返してみてください。
38%の人間は、どう頑張ったって大学に行くことはできません。
共産主義時代は、すべての人間が大学に行く権利を文書で保証したらしいのですが、100%に到達した国家などどこにもありませんでした。
どこまで行政が手を差し伸べても、変わらないし、急に20代後半で学問に目覚める人もいるのでわかりません。
そういう、38%の人ってのは、高い確率で「歌声を持っていれば、読書などしなくてもいい」って、平気で言ってしまいます。
言うこと自体は問題がありません。
それがネットに流れるから問題なんですよ。
この手の反知性主義は、俗に氷河期世代の子供といわれる鬼滅世代は、実に警戒しているようなんですね。
なんせ生まれながらにスマホですから、いつ自分の発言や写真が流出するかわかったもんじゃないと。最初っから警戒しているわけです。
一方氷河期世代はそんなものありません。流出の危険性なんて、最初には何もなかった世代です。
この2つの世代の断絶は予想以上に大きいんですよね。
もう、鬼滅世代は、頂点は東大に行くって世代じゃありません。
頂点は、学部からモスクワやパリ、はてはハノーヴァーやサセックスに行ってしまうのです。
コロンビアってのもいたなあ。
氷河期世代の頂点は、まだまだ東大を目指しました。
鬼滅世代の頂点は、おそらくは全米Top20の学部を目指せ、じゃないですか?
「ほんとにできるのかい?」ところーんさんは言ってますが、日経平均株価は3万円を超えており、ここ数年の中国政府の狼藉で日本バッシングも小さくなってきました。中国人と日本人どっちをとるかというと、お金があれば日本人だなあ、という大学教員も増えるでしょう。
こうして、学部から留学の家庭の子は、もう、日本には帰ってきません。
日本に存在する家庭の感覚が変わってしまっています。
あと。
個人的に気になったことですが。
氷河期世代は反知性主義で一貫しているのに、鬼滅世代はそれを拒否しているように見えるんですよね。
これどうしてこうなったってのがあるんですが、実はメディアの影響も大きいんですよね。
これは12歳以上で、これは15歳以上で、これは18歳以上でと。
これをすらあっーしゅさんは、強硬に否定しているんですよね。「あほみたいな配慮すんな!」「思考させろよ!」「親の責任やろ!」と。
同意できる点もあります。
でもねえ。
猟奇的なビデオをみて、触発されたとか、猟奇的な小説を見て、触発された、このような事件もあるんです。
そういうのがあると、被害者は声を上げざるを得ないんです。
こうして、CERO倫理規定ができました。
鬼滅世代は、生まれながらにCERO倫理規定と隣り合わせで生きているんです。
これは驚くべきことです。そんなもの団塊世代や氷河期世代にはありません。田舎や地方だと、まだまだ就職組ばかりです。地方都市ですら、親が問題があって大学進学をあきらめるケースもありました。
ところが、そのような問題家庭は減ってしまいました。
問題家庭は子供をつくるなという過激思想まで登場してしまいました。
こうなってしまうと、ひとりひとりが過保護気味に育ってしまいます。
そうして育った子供はどのように考えるのでしょうか。
最初から教育の段階で「めんどくさいことやめとけよ」というリスク回避社会の中で育っているとは言えないでしょうか。
この種のリスク回避社会だと、誰もが問題を避けて行動してしまいます。
このような「問題を常に避ける」人生では、芸術は生まれようがないとさえ考えられますが、日本はどうもそうなってしまうらしいのです。
しかし、反知性主義だけは回避できるので、氷河期世代よりまし、こんなところでしょうか。
氷河期世代は、自らが掲げていた反知性主義が否定されたことを、どう思っているのでしょうか。
おそらくは、「悔しいな」ってのが本音ではないでしょうか。
日本の大多数の人間は常識を覆されるとキレますが、もう、そのキレる人ってのも、氷河期世代で終わってしまう可能性もあります。




