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推し免許証

はいどもーせみころーんさんですーととととててて。


このですね。「推し免許証」って単語を見た瞬間にですね。


獣人や亜人は大笑い。


でもですね。


人類の一部の方。


ころーんさんは、「日本人も、こんなに馬鹿になってしまった…」と。ゴウモエラーは「42歳にもなって…」


すらあっーしゅさんは冷静でしたね。


「この42歳ってのが、推し免許証ってのは、なんかどっか教育に欠陥があるんと違うか」と。


ちょっと解説しますね。


今をさかのぼること30年前。新幹線授業の時代はとっくに終わり、プレゆとり授業時代になって、授業が進まないくらい難しい単元は姿を消してしまいました。


実は、新幹線授業時代だと、高校2年生の数学の授業で3X3の行列とベクトルも教えていいことになってたんですよね。


これは現行の国際バカロレア認定試験では、19歳の勉強する単元だそうです。


2年も早い。


ところがですね。


プレゆとり教育になると、「難しいからかわいそうだ」という謎の勢力によって、クロスがいせきとか、ちょっぴりなくなっちゃったんです。


なくなったということは、その分軽くなってしまったというわけです。


軽くなった分、子供はファミコンと週刊少年ジャンプで暇をつぶすようになりました。


ここまではいいのです。


50代以上は「さっさと漫画なんか読んでないでそんなもの卒業しろ!」と説教をされたのです。


されたのでやめてしまいました。


しかし。


40代は違います。


ずっと読み続けている人たちがいるのです。


すらあっーしゅさんの母親みたく、レッツ&ゴーを押し入れにしまって封印している家庭はまだいいのです。


封印せず、そのまんまの家庭もいます。


そういう、少年趣味や少女趣味が、40代になっても抜けきらず、また結婚もしないという人たち、子供も作らないという人たちが現れます。


もうこうなってしまえば、数の論理で、読んでもいいことになってしまいます!


この数の論理というのは恐ろしいものです。「いやだ」という人間が多数決なら、それが正義で通ってしまうのです。


しかも、週刊少年ジャンプがはやった日本の1980年代、日本文学は消滅の危機でした。


投函数は日に日に少なくなる一方でしたし、村上春樹が1千万部です。


村上春樹がなぜあのような人気を得たのかというと、今の鬼滅の刃と一緒で「ほかに読む本がなかった」というのが真相です。


いまは鬼滅の刃が大流行で「ほかに見る映画がなかった」からみんな見に行っています。


何も進歩してません。


この日本文学消滅の危機の1980年代、どこの田舎でも週刊少年ジャンプが手に入りました。


想像してみてください。バスが1日に5本の地域は、1980年代だと15本です。


今の3倍はある計算です。4倍あった地域もあります。


となると、最寄りの駅でキオスクでジャンプを買って、過疎地だと個人商店にジャンプが1冊売ってあってみんなで借りて読んで、この連続でした。


当時のキオスクは週刊少年ジャンプで持っていたとまで言われていました。


こうして、教養が文学から漫画に置き換わってしまいました。


その置き換わった世代が40代なのです。


かつて50代のたしなみはパチンコでしたが、40代のたしなみがジャンプなので、大して日本人に進歩がありません。


しかし、進歩はなくとも、パチンコ屋にお金を落とすという不経済な感覚は消えてしまいました。


ジャンプ一冊くらい週1で消えるくらいですから、ギャンブルに比べればはるかに安上がりです。


40代の趣味はこのように変遷してしまいましたし、一度身についた趣味は治りません。


すらあっーしゅさんは、まだめんどくさい8分音で「にゃーん!」とかやってます。


趣味なので治りません。


私は、自然倍音列を参照して、数十セント下げるとかいう表記を平気で使います。


直したいとは思いません。


一旦体の中にしみこんでしまった文化を、完全に絶つのは非常に難しいのが現実です。


なので、40代になっても「推し免許証」なのです。


犯罪に手を染めたことは残念ですが、わかってやってください。


しかも、逮捕された容疑者は岡山県岡山市の方です。


「岡山は田舎じゃない」という反論を述べる方も、獣人たちにいらっしゃいます。


確かに田舎ではありません。交通網だってそれなりにあります。バスが1日5本ということもありません。大学だってあるんです。


しかし、東京の情報密度ではありません。


田舎の人は地方の人の情報密度をうらやむそうですが、地方だって、まともにチュータリングされる人ってのは多くありません。


40代でまだ週刊少年ジャンプを読む人を調べるとわかるんですが、10代のころ「本屋や図書館は、親から何も知らされなかった」ところに住んでる人が多いんです。


これだと田舎だろうが地方だろうが全部一緒です。


「最初から何も知らされない」と、中央が勝手に国民を洗脳することは簡単です。


簡単だったので流行ってしまったのです。


2020年代にこの種の洗脳は、まだ映画では効くようです。


でもいつか、全く効かない日がやってきます。30年後くらいには。

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