五輪移転?安物の三流小説のような展開だな!
すいませーん!五輪移転させてくーださいっ!とか、アメリカものんきだねえ。どもーせみころーんさんですー。ととととててて。
かつてなら、フィクションかなんかだろと没として切って捨てられた話を現実社会が追従してるのは驚きますよねえ。
ほれ、なろう小説って批判されてますやん。
なんで批判されるかというと、現実社会の反映があるんですよね。
かつて戦前の旧制高校の学生様は、大菩薩峠みたいな小説を読むと怒られたみたいです。岩波講座数学だと怒られなかったってことなんでしょうね。
さすがのアムパサンドさんも「岩波講座数学って現物は全く見たことがないですよ。もちろんあるのは知ってましたが、本屋になんか並んでませんし」と。
ただし、「岩波講座基礎数学」はアムパサンドさんとその両親、ころーんさんには懐かしいそうです。
ころーんさんが「岩波講座基礎数学」を見たのは小学校に上がる前だったとかで。
私がこれを見たのは高校生の時ですね。あー、こういうの理系の人って勉強するんやなー、えらーいとか。イ・セカイのぺんぺん草の生えた本屋の棚にも、その程度の出版物はありました。
でね。
こういう、啓蒙事業とか言うのですよね。ないんですよ。
なくなっちゃったもんですから、なろう小説みたいなもんが出てきたんですよね。
そんで「うっわあああ!いけないんだああ!こんなひっどぉい文章!」とか言われてるわけでしょう。
フィネガンズ・ウェイクのほうが思いっきりひどい文章だと思うけれどもねえ。みんな外人が書いてるとへいこらしちゃうんだってば!
ほんとですよ。ころーんさん、疑いのまなざしを向けないでくださいよ。
ヨハネス・クライドラーが「Chart Music」ってのやった時に、ころーんさん、なんて言ってました?「これからは、こういうのが主流になるかも」って。
覚えてる?
覚えてるみたいですね。
天下を取れば、取ったもん勝ちなんですよ。
なので、音楽の世界も天下を取りたい人がいっしょけんめやってるわけですよ。
フィネガンズ・ウェイクで思い出したわ。
ジェイムズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」を引用した音楽作品というと、Bernd Alois Zimmermannの「アンティフォーネン」と「若き詩人のためのレクイエム」がございますよね。
今日は懐かしくなってきたので、「アンティフォーネン」から行ってみましょうか。
なんだか私も古い現代音楽の住人になりつつあるなあ。
このね。「アンティフォーネン」。ヴィオラ協奏曲なんですよ。
いちおうヴィオラと25楽器のための作品なんだけど、演奏家がものをしゃべる作品としてはもっとも初期に位置するんじゃないですか。
Youtubeはっと。
ぽち。
出てきた。
ヴィオラ独奏はEckart Schloiferで、ハンス・ツェンダー指揮のがあるからそれ聴きましょう。
Zimmermannはチェロ協奏曲だと、チェロが聞こえないよと批判されてたような気がしましたが、ヴィオラだとそれなりに聞こえてて大丈夫みたいです。
Zimmermannの悪い癖でね、楽器が多くなると塗りつぶしすぎで何やってるかわかんなくなるんですよね。でも、これ、25楽器でしょ。
ちょうどいいバランスで、なかなか悪くないような気がします。
これ日本で初演されたんだろうかね?
今の演奏家なら楽々弾けますよ。ちょっとハープパートはかわいそうだよね。
ドイツの作曲家がハープを使うとね、クロマティックハープみたいに書いちゃうんですよね。だから、足の操作が大変なんですよね。これはシェーンベルク以来の伝統で、ドイツ系の作曲家はハープが下手なんですよ。
気になる点はそこくらいで、いま学生の定期演奏会でやっちゃっても、大して事故にはつながらないはずです。作曲当初は難曲だったのかもしれませんが。
60年もたっちゃうと、難曲でもなんでもなくなるのが怖いですよねえ。
ころーんさんは、途中にいっぱいテクストを読み上げる瞬間が「中二病」みたいに聞こえるんでしょ。
なるほど。
ころーんさんは中二病が嫌いだからね。
でもねえ、当時演奏家がいきなり話すのがめっちゃめちゃはやったんですって!
一番極めつけだったのはドナトーニの「Orts」ですよね。あれが一番とんでもないですよ。
ドナトーニが一番いいとこもってっちゃったので、演奏家が話すってのは下火になってしまいました。
個人的には「ego, johannes」って行くとこが一番好きですね。13分ほどで来るんですがね。
もう1960年代も60年前ですからね。そりゃ誰もわかんないですよ。
30年前なら、ああなるほどかもしれませんけどね、もう60年もたっちゃうと、ほんと誰もわかんないですよ。
これツェンダーが録音残しといてよかったと思うんですよ。時代を考えれば、十分健闘してます。
ツェンダーが録音を起こしていなかったら、どうなってたんだろうなあと。ほんとに消えてしまった名作が多い中、救済された一品でした。




