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戦争でなく国際法で対立を解決しよう←アメリカ「HAHAHA!」

今日もすらあっーしゅさんにはしゃべらせませんよ。どもーせみころーんさんですーとととて。


傍で相撲を見ているころーんさんは「こういうの、男性が建前で言うのもつらいんじゃないのかなあ?」って。


冷戦って終わってんですよ。


今はどこもかしこもコロナの治療で必死ですよ。


そんなときにですね、戦争ではなく、国際法によって国際紛争を平和的に解決ってねえ。


2020年代になってこの台詞が聞けるとは思いませんでした。昭和の時代ならそれでよかったんでしょうね。


地球全体が英語でつながっちゃう時代に何を寝ぼけたことを言っているのやら。


ここを見ているなろうの読者の皆さんは、びっくりされるとおもいますが、、


100年前は全世界は英語でつながっていませんでした!


これ言ったら、小学生や中学生は「うっそやーっ!」「絶対違うー!」っていわれちゃうと思います。


高校生は「そうかもなあ」くらいは言ってくれるかもしれません。


日本を調べてみましょう。最初に日本にもたらされた言語は、中国語です。


その次はポルトガルとスペイン語。


その次がオランダ語。


その次やっとこさ英語。


英語といえばマイナー言語でした。


なんでマイナーかいいますと「綴りと発音の不一致が多すぎて、学術言語として向いていない」というやつだったんです。


当時コンピュータがないもので、視認性とか、実用性とかで、英語のオペラやセミオペラは文化の中心にさせてもらえなかったんです。


それじゃね、何でつながるかといわれますと、20世紀前半はフランス語のほうが幅を利かしていたそうです。


料理で海を渡る人が多かったからかな。


東大だとフランス語よりはドイツ語だったようです。ドイツ語専攻は体育祭でびりにならないとまで言われました。今は違いますが。


まだドイツだと、リヒャルト・シュトラウスは存命で、フランスだと、アルチュール・オネゲル、マルセル・ランドスキが存命でしたね。


いきなり英語オンリーになりだしたのは日本に関する限り1990年代です。これは日本の受験戦争が原因です。


入試で負けてしまっては元も子もありませんから、英語以外なんも知らない高校生ってのが大量に出現することになりました。


かつてはそうでも何でもなかったんですよ。


1970-80年代、まだ大学に行くというだけで偏差値60が保証されていた時は、受験勉強に全部振ってしまう受験生は2流だったのです。


1流の受験生は違いました。まず受かるのはわかってるので、それ以外の勉強も自発的にしてたんですよ。


すらあっーしゅさんの父親はそのマナーを受け継いだ人だったんだそうです。なので、すらあっーしゅさんは「勉強ばっかやらずに、それ以外のことも必死にやれい!」と檄を飛ばされたのです。


そのため、すらあっーしゅさんはどことなく、旧世代の音楽院の人間とそっくりです。


でも、もうこういう人がいないんですよね。全世界的に。ここのイ・セカイでも。


もう、割り切っちゃって、必要なものだけやればえーやんっての。


ノイズがなんもないんですよ。


そういうノイズの何もない勉強ばっかやってると、「戦争でなく国際法で対立を解決しよう」ってのが出てきちゃうんですよね。


そんなのね


18歳のころにテロ攻撃とかミサイル発射のシーンとかリアルタイムで見れば「どんぱちやっとるなー」ってのが普通でしょ。


獣人でも「やっとるやっとる!」って、喜ぶのはちょっと不謹慎ですが、言葉で解決できるなんて思ってないんですよね。


それがね「どんぱちやっとるなー!」じゃなくて「言葉と国際法で何とかしよう」なんて18歳が世界のどこにいるのかと。


これはね、世界同時田舎化ですよ。


この「世界同時田舎化」って単語を見せるところーんさんは「あーそーだなー」って平然としてますけど、すらあっーしゅさんは顔を真っ赤にしてしまいます。


でもこれほんとです。


トランプ大統領が1期できるほどにまで、「世界同時田舎化」ってのが進行しているのです。


これは田舎の凡才でも受験勉強をする時代になったのが大きいと思っています。かつての田舎の凡才は、そんなことしませんでした。


地理的にも不可能だったんです。しかし、今は違います。アメリカは学生寮が充実していますよね。日本も少々あります。


片っ端から18歳がみんな同じことをやり始めると、世界がどんどん一つになってしまうんです。これは都市の教養が消滅することを意味します。


代わりに出てくるのは田舎の論理です。


東京オリンピック2021を実施しようというのも田舎の論理です。


都市の論理というものが世界から消滅したというといいすぎでしょうか。スマートフォンの短文でつながる世界というのも、考えようによっては田舎の論理です。


田舎に住むとわかりますが、長い文章を話せる母集団が少ないですからね。


時代はお偉いさん方の言うとおりにならないんですよ。エリートも大衆もいなくて、残るのは田舎者。これが2020年代なんですって。

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