春 ー第7章ー
こんにちは!
高坂時雨です!
雪といえばクリスマス(?)
クリスマスに雪なんて僕は経験したことないような気がします。
感覚として、雪といえば1~2月を浮かべるんですよね。
皆さんはクリスマスに雪を経験したことありますか?
さて、本作品は上で言った通り、雪の話になります。
ぜひ読んでください!
!
ー第7章ー
1月の後半の金曜日
昨日の雪が積もっている。
俺と春樹と幸喜とまっちゃんの4人で雪合戦をした。雪が腐ってる(水を含みびちゃびちゃになった雪)から本当はあまり雪合戦には向いてないんだけどね。
俺らは春樹の家に集合した。
「よーし、行くか!」
俺らは幸喜の家周辺でやった。
「くらえー」
「あっぶねー」
人生初の雪合戦(今まで、風邪ひくからやるなって言われてたからね)
「あ、いた!ほーい」
「うわ!」
春樹と幸喜は本当、慣れた手つきだな。
「あ!まっちゃんだ!みんなーかかれー」
俺らはまっちゃんに雪で集中攻撃した
「ねーやめて!いじめないで!」
(※イジメじゃないです)
「え!なのんのこ〜?」
幸喜が投げた。
ぱーん。
「ねー」
まっちゃんも投げた。
「おっと、危ねー」
幸喜はなんとかかわした。
そんなことをやり合ってたら、まっちゃんは、毛糸の帽子を見つけた。
まっちゃんはそれをかぶった。
やばい、めっちゃ似合ってる!
「うふふふふ」
「めっちゃ似合ってるんだけど」
幸喜も笑った。
まっちゃんが帽子を脱いで、元の場所に戻した。
すると、春樹が来て、帽子を見つけ、春樹もかぶった。
「ふっ」
今度は別の意味で笑った。
「まっちゃんは似合うけど、春樹だと違和感ありすぎる」
俺が笑いながら言った。
「え?違和感ある?」
春樹が幸喜にも聞いた
「違和感ありすぎだよ!」
「まじかー」
春樹はそう言うと帽子を脱いで、元の場所に戻した。
「んじゃ、続けるか!」
春樹は、雪をまとめながら言った。
「おう!」
俺らは雪合戦をしながら公園に来た。
「なぁ、せっかくだし、雪で鬼ごっこしない?」
「いいね!」
俺らは、賛成した。
「んじゃ、今雪当てられた幸喜からね」
公園につく前に、春樹が幸喜にあて、そのままうまく春樹は公園まで逃げ切ってたのだ。
「了解」
「エリアはこの公園内だけね」
鬼ごっこが始まった。
「さぁー幸喜さん行きまっせー!!」
幸喜はそう言いながら俺らに雪を投げた。
だが、俺らはうまくかわし、そのまま散った。
すると、まっちゃんが一番遅かったので、まっちゃんに狙いを決めて雪を再び投げた。
バサッ
「はいーまっちゃん鬼!」
まっちゃんは笑いながら
「うわー」
と言い、俺らに雪玉を投げてきた。
「よっと」
幸喜がかわすと、今度は俺に向かって投げてきた。
俺もかわした。
「まっちゃん、とどくはずないんだから、もっと近づいて投げてみな」
幸喜からアドバイスをもらうと、まっちゃんは雪玉を持って追っかけてきた。
まっちゃんは、俺に向かって雪玉を投げた。
バサッ
俺に命中した。
「やったー当たった」
まっちゃんは喜びながら逃げた。
俺は、雪玉を持ち、一番近くにいる人を探した。春樹と幸喜が一緒にいるのを見つけた。
俺は、そっと近づいた。
「お、徳沢が来たぞ!」
サササササー
春樹と幸喜はとっさに逃げた。はえー。
俺は、幸喜を追いかけた。
「はっ」
雪玉を投げたが幸喜はかわした。
「はっ」
また投げたがかわされた。
試しに俺は諦めた振りをしてみた。すると、当然幸喜は”チャンス!”と思い、逃げた。
そしたら偶然にも春樹を見つけ、春樹に向かって投げたら命中した。
「チッ、バレたかー」
そう言うと、春樹は雪玉を持って追っかけてきた。俺はなんとか逃げ切り、すれ違ったまっちゃんを犠牲にした。
人生初の雪合戦、とても楽しかった。またやりたいなー
そういえば、あとちょっとで2年生になるなー。
この1年はこんな感じに春樹と出会ったことをきっかけに、自分を大きく変えた。でも、これはまだ始まったばかりだ。
楽しいのはこれから。
<春夏秋冬~4Years of memories~>
春を第7話を読んでいただきありがとうございます!
第1章、春はいかがでしたか?
さて、次回からは2年生になります。
サブテーマも春から夏に変わります。
内容も2年の思い出の方が濃い気がします。
ぜひ読んでください!
ご意見、ご感想等お待ちしております。