春 ー第6話ー
こんにちは!
高坂時雨です!
本作品で登場したゲームは、ボブスポーツと、スパバト。
ゲームはまだ出てきます。
今までは、テレビゲームだったけど、ポータブルゲームが出てきます。
今回は今までの”春”よりも長くなっています。
ぜひ読んでください!
第6章ー
年明け、学校に行って、久しぶりに春樹達と遊んだ。
「そういえば春樹、前言ってたサタンバスター買ったよ!」
サタンバスターとは、アラガミという堕天し、モンスター化した神を倒すゲームだ。アラガミの目的はこの世界の全てのものを食べ尽くし、原子の地球みたいに何も無い状態にまで還元し、新たな世界を作り出すことだ。
「まじで」
「うん、一応もうチュートリアルは終わったよ」
「おっそ!俺らなんてもう全クリしてるぜ」
「え!速!だってあれ発売されたのクリスマスくらいっしょ?」
「うんそうだよ」
「めっちゃ速いな!」
「いや、普通だよ」
俺はこの時、まだ春樹達がどんだけガチ勢なゲーマーだったのかまだ知らなかった。
スパバトとかがすごい強かったのは知ってたけど、あれはただ単に才能があるだけなのかと思ってたし。
「んじゃ、次遊ぶ時持ってきて!」
「いいよ!」
「よーし、新たに徳沢が加わったぞ!」
「いえーい」
次の日曜日、幸喜の家にて
「どうもー」
「お!来たか!よし、やるか!」
「へーい」
俺は、ゲームを開いた。
「え!徳沢vitaにしたの!」
春樹が驚いてる。
「そうだよ」
「いーなー、俺らまだPSPだよ」
「あ、本当だ!ってPSPでも通信できるの?」
「できるよ、確かvitaはvita同士とPSPとPS4と通信できるようになってるよ」
え!すげーそんなことできるんだ!初めて知った。
「まじか」
そんなことを話してるうちに俺らは通信を開始した
「んじゃ、とりまリーダーは俺で行くや」
やっぱ春樹ね
「了解っす」
俺らは通信完了した
「あ、そうだアバターカード交換しよ」
アバターカード?
「なにそれ?」
「名前通り、自分のアバターのデータを記録したやつ交換しよってこと、とりあえず、”アバターカードを交換する”って出たら丸押して」
よくわからないがとりあえずやってみる
「わかった」
あ、春樹が近づいたら出てきた。
俺は言われた通り丸ボタンを押した。
グぃーんシュキン!(たしかそんな感じ)
アバターカードの交換が完了した。
「えーと、下から2番目のボタン押して、アバターカード開いて」
あ、出た
「これがアバターカード」
なるほど!
「んじゃ、幸喜ともやっといて、俺任務受注してくるや」
「了解」
「わかった」
とりあえず、幸喜ともやっといた。
俺は2人のアバターカードを見てた。
「あ、そうだ徳沢、どこまで行った?」
「えーと、たしか高難易度任務のティラノバサラを倒せずにいるとこ」
「いや、そうじゃなくて通常の」
あ、そっちね、あまりやってない方だった。
「えーと、ジョージの血の力を見たとこだったな」
「そこか、本当に初めの方だな」
「そうだよ」
そしたら幸喜が
「なら、ちょっと飛ばしてホルクとか、ウオ・ウオとか行っちゃっていいんじゃね?」
何を言ってるのかよくわかんなかった。だが、すぐにわかった。「まぁそれでもいいかもね、どうせ俺らいれば5分で終わるしね」
え!速!どんだけ自信あるんだよ。
春樹は受注が完了したみたいだ
「ちょっと待ってて、準備してくるや」
「了解、んじゃ俺も」
とりあえず、真似してみた。回復錠10個と、よくわかんないやつと、スタンクルネード(蛍光爆弾)持って完了。
「ねー徳沢、どれがいい?」
どのファッションのアバターがいいか聞かれた。(実際は、どのファッションのアバターか?と、どの武器のアバターか?を聞かれたのだった)
「んじゃ、白い髪の方で」
「こっちね」
白い髪に、赤い瞳、少しイカつい服装に黒い仮面、短剣とロケットランチャーを装備したアバターだ。
ってわけで俺らは狩りに出発した。
ステージにて
「アラガミの情報はほぼ予測通りです。周辺情報の確認をお願いします」←オペレーターの声
「さ、行きまっすかー」←幸喜のアバターの声
「任務を開始する」←俺のアバター
サッサッサッ俺らはエリアに降りた。
サササササッー俺らは走ってアラガミの所に向かった。
ピコッピコッピコッ
「シャー」
アラガミが俺らに気づいた。
なんか、青い鳥と人間が合わさったみたいなやつだ。
たぶん、俺だけだと絶対勝てないだろうなー
「ふん!」
キュイーン、シュパーン、キュイーン、シュパーン、キュイーン、シュパーン。
春樹と幸喜は慣れた手つきでどんどん攻撃してく。なんだろう、春樹と幸喜のアバターの武器は攻撃する度に紅く光ってる。
「ハッハッハー」
「シャー」
速!もう部位破壊したよ!
「アラガミの結合崩壊を確認、まだ終わっていません」←オペレーター
「すぐかたしまっせー」←幸喜
「アラガミのダウンを確認、オラクル反応、弱ってます!」
速!もう死にそうになってるよ!
テレレレッテテッテテーン。
勝った。
速い!開始3分くらいだ!
「目標の討伐を確認、お疲れ様です」←オペレーター
「ま、こんな所か、戻ったら時間あるな。買い物でも行くかな」←俺のアバター
「割と速く片付いたなー」←春樹のアバター
俺らは帰還した。
「受注したぞー」
速いな
ってわけで俺らは次の任務に行った。
次の任務は、魚みたいなアラガミが出てきた。
こいつも俺だけだと絶対勝てないだろうなー
「ふん、ハッハッハー」
「ハッハッハー」
キュイーン、シュパーン、キュイーン、シュパーン、キュイーン、シュパーン、キュイーン
また、武器が紅く光ってる。
「アラガミの結合崩壊を確認」
はえーよ!
「ハーッハーッ」
「グァー」
「アラガミのダウンを確認」
速!
テレレレッテッテッテテーン
「アラガミの討伐を確認、お疲れ様です」
本当すごいな!
「もっとやりたい?」
こりゃ春樹達とやるとめっちゃ進む気がする!
「うん!やりたい」
「ストーリー進む任務って次はどれだっけ?」
覚えてないのか、ついこないだ全クリしたんだろ?
「わかんねー、俺も覚えてねー」
けっこう早く忘れちゃうもんなのかな?
「あ、でも、その辺は順番にやればよかった気がするけど」
「んじゃ、とりあえず順番にやるか」
春樹は次の任務を受注した。
よし行くか。
「ん、何してんの?」
なんか2人のアバターが踊ってる。
「それどうやるの?」
「ん、これ?Rボタンと丸ボタンを一緒に押す」
やってみた。
「え、ちょ、ちょっと...」
鬼ごっこが始まった。こうゆうゲームで鬼ごっこするのも楽しいな!10分くらいしたら、
「んじゃ、行くかー」
「え!?」
俺は全然違う部屋にいた
「おせーぞ徳沢」
「あ、はーい」
俺は急いで戻り、任務に向かった。
これ以上話してると長くなっちゃうから省くけど、とにかく、自分じゃ勝てないような相手に余裕で勝っていてすごかった。
俺も、それくらい強くなりたいなー
<春夏秋冬~4years of memories~>
春の第6話を読んでいただきありがとうございます!
前回も言いましたが、春樹達と一番よくやったゲームはこのサタンバーストですね。
中学校生活で一番よくやったゲームでもあります。
さて、次回作は、本当に冬らしい作品です。
季節はずれ過ぎますね笑笑
さて、第1章、春は、次回で最後になります。
次回作の次は、第2小説、夏になります。
ぜひ読んでください!
ご意見、ご感想等お待ちしております。