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マキリの魔女  作者: 雁飼稔
わたしたちは魔女だもの
5/10

わたしたちは魔女だもの⑤終


 果てのない砂漠を一台の車両が走っている。

 それはあまりにも巨大で、見上げるにも苦労するような高さと小さな小屋がまるまる収まるほどの幅があった。

 巻き上げる砂煙はやけに黒い。

 そんな車両の中で二人の少女が優雅にお茶を嗜んでいる。


「ねぇ姉さま。次はどちらに向かいますか?」


 白い少女が黒い少女に言った。


「どんなところがいいかしら。あなたが決めなさい」


 黒い少女は白い少女に答える。


「わたくし魔法を使いたいですわ。銃もいいですけれど、やはり華がありませんの」


 白い少女の言葉に黒い少女はすこし驚いたように目を開く。

 そして小さく笑った。


「そうね。わたしたちは魔女だもの。魔法のひとつでも使ってみせましょう」

「ではマキリ。お願い」

『かしこまりました。マイ・レディー』


 車両がその速度を上げた。

 周囲を漂う黒い霧がそれにあわせて車体を覆って行く。

 そして車両が完全に黒い霧に包まれた時、その姿を消した。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

第一話「わたしたちは魔女だもの」終わりです。

第二話「温泉に入りたいわね」(仮)は現在準備中です。

多分再来週・・・くらい、には投稿できるかな、と思います。

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