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少年の死

絶対に転載しないようにお願いします 私は作家志望で、これが完成した暁には、出版社へも送ってみようと思っています



この、表社会で起きた一連の事件の現代での始まりは、一人の少年だった。

少年は、虚空を見つめ続けていた。

少年は、二度と笑わなかった。

少年の眼が、二度と光を通すことはなかった。

少年が、二度と動くことはなかった。

少年は殺されていた。

少年は、斬られていた。

少年は、顔以外のすべての箇所を、復元できないほどに――切り刻まれていたのだ。


このショッキングな事件を、マスコミはここぞとばかりに騒ぎ立てた。まるで、少年の死など単なる餌であるかのように。



「戦慄!現代の切り裂きジャック!」

「凶行の裏に見える犯人の意外なメッセージ」

「目撃者語る!私は犯人を見た!」

「切り裂きジャックの再来か?続々と現れる様々な共通点」


それらは事件を煽るマスコミの想像によるものであり、眉唾なものがほとんどだったが、某週刊誌は、偶然にも最後を半分だけの正解で締め括った。


「かの有名な都市伝説(切り裂きジャック)が、現代に舞い降りたのだろうか」

 

 それは確かに偶然だったが、一部とはいえ真実を予言していた。


 東京中を恐怖に陥れ、のちに伝説として語り継がれることになる事件の幕開けであった。










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