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指輪  作者: yasu
3/6

出逢い。

「工藤ちゃーん!悪いけどこの書類さ、いつものとこに届けて来てー!」


…おいおい。こっちだって忙しいのに。


俺はこの部署に来てから管理職に昇格した。

管理職っていうのは残業代は出ないし、部下の尻拭いしなきゃならないし、結構大変だった。


「今、いってきますわ。部長、今日は俺早く帰りますからね?」


部長は分かった分かった、と俺の背中を押した。




向かう先は、職場の系列の金融機関。

ここ最近足を運ぶ事が増えた。


なんだかお硬いイメージで、未だに慣れない場所だった。

前の部署では現場で仕事をする機会が多かったから、余計そう思うのか…。




「いらっしゃいませ。」


金融機関の窓口の女性は、特に苦手だった。

愛想がないと言うか…なんというか…

真面目で地味で、華やかさがないというか…



「あの、この書類届けに来たんだけど。」


窓口の女性は、はい、とだけ言い書類を受け取り会釈した。


…もうちょっとさー、ニコッとしてご苦労様ですとか言えないかな。…うん。まぁいいか。


早々に退散しようとした時だった。



「あっ!待って下さい!」



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