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夏とハミク  作者: りー
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黒波美久の素顔

誰にも知られていない、私の素顔


知られていない、というよりは、自分が勝手に知られてはいけないと思い込んでいただけなのかもしれない。


もっと早くに相談してたら良かったね。

私には史織がいたのに。


自分で言うのもアレだけど、顔はいい方だし、笑顔だって作れるから、男なんてちょっと優しくすればすぐ私のものになった。


知らない男と遊んでるときは、家族や友達のことなんて思い出さないで、なりたい自分になれた。それなりに楽しかったんだ。


最初はすごく痛かったけど、お金だってもらえたし、好きなものも買ってもらえた。ちゃんと避妊もしてくれた。


あの時までは、何も考えないで、お金をもらって、みんなにいい顔して。


始めたのは、半年前かな。


彼氏に振られて、泣きたかったけど、私はみんなに頼られるから、泣けなかった。


史織は心配してくれたけど、そんな史織にも嘘ついて、大丈夫だよって言った。


そんなとき、たまたまネットで知り合った大学生の男と会うことになったの。


その人とは、駅で待ち合わせして、遊んだ。イケメンだし、いい人だった。


私はそれがどういうことか分かってた。援交っていうの?……かな。


その日は、お母さんに友達のお家にお泊まりするって伝えて、その人とホテルに行った。

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