表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/79

英雄の日常

英雄が、ジャックが現れた

その情報は、あっという間に国中に広まった

人々は彼を一目見ようと城に押しかけ、衛兵は皆それを押し返す仕事をすることになった

そんな中、英雄は何をしたか

人々に演説をしたか?否

魔人を倒す旅に出たか?否

城でご馳走を食べるか?否

英雄はそんなことをしない

じゃあ何をしたか?

答えは単純だ

仲間と共に逃げ帰った



「おうジンさんお帰り!」

「「「お帰り!」」」

「・・・ただいま戻りました」

ジンは疲れきった顔をしながら仲間に挨拶をした。その後ろの空間には大きな穴がある

ジンは若干ふらふらしながら牧場を歩く。すれ違う仲間達に挨拶しながら行く先は自分の部屋だ

「・・・もう暫く城に行きたくないですね」

魔人を倒した後、色々あった

あっという間に回復したアレンが全力で試合に来るわ姫が大量に質問してくるわ大陸の王族がわざわざ転移魔法でやってくるわ人々がジンに会おうと突撃してくるわで散々だったのだ。それらが丸一日に詰め込められていたので疲労は半端ない

因みにカンナとその他仲間達はこっそりジンを置いて買い物に行ったりしていた

「もう寝ますよ私はー。丸一日は死んだように眠りますからねー。例え魔人が来ようが絶対寝ますからねー」

ふふふふふふふと疲労で若干どころじゃないくらいおかしくなったジンは自分の部屋に辿り着く。部屋と言っても寝室で、ベッド以外何もないが

「寝ます寝ます寝ます寝ます寝ます寝ます寝ます寝ます寝ます寝ますおやすみなさい」

着替えることなくベッドに倒れこみ、寝るというより意識を失った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ