表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/79

英雄の伝説

 この世界では子供から老人まで知らない者はいない、英雄の話があった。

  二百年ほど昔、現代では世界で一番大きな国『ラルバディア』で、政権戦争が起きた。

  王となるのを決める戦争は、周りに甚大な被害を出した。

  その王候補の中に、一人の少女がいた。

  名は『ナスタ』。当時の先代国王の娘だ。

 彼女は国を愛し、国民を愛していた。そのために国王を決める戦争を好ましく思っていなかった。

 しかし周りはそうはいかず、周りによってナスタは王の最有力候補となった。

 他の候補者は皆、ナスタを殺しにかかった。

 ナスタは戦うことすらせず、自身の首を候補者に差し出そうとした。

 そこに、一人の傭兵が現れる。名は『ジャック』

 ジャックはナスタに言った。私は先代の国王に貴女を護るよう頼まれたと。

 ナスタは言った。貴方が私を護ろうとすれば、たくさんの人死ぬのでは?と。

 ジャックは言う。貴女が王にならねば、たくさんの人々が死んでしまいます。貴女が私に命ずれば死ぬのは候補者だけで済みますと。

 言葉通り、ジャックは候補者が率いる軍をたった一人で蹴散らし、候補者のみを殺し、ナスタは女王となった。

  その後もジャックはナスタに仕え、ラルバディアは大陸一の大国となった。

 人々はその戦績を讃え、ジャックは『英雄』と呼ばれた。

 しかしある時、英雄は姿を消した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ