二章予告
「ここの魔術式をミスると、絶対に試験には通らないぞ」
「はい先生。ここは……この配分で良いのでしょうか?」
「マリアちゃん、先生との距離が近くない?メイ、気になる」
「……そんなことないです、よね、先生?」
「あぁうん……そうだな……」
さて。
俺ジョゼフ・マツリは、齢15にして教師をすることになった。座学方面の魔術については自信があるから問題はない。
けども、けども、けども!
……うん。
どうして、教師なんかすることに……なったんだ?
んでどうして……この子たちの運命を左右する、受験の対策を教えてるんだ?
「マリアちゃん、距離が近いですよ?」
「ゲーッ!!変態メイド!!!」
メアに至ってはもう変態扱い。
「えぇとねメイちゃん、ここはこう………」
「アリス先生!ここはこっちの方が効率いいとメイ、思う」
「あっごめん………確かに……?」
アーリアも上手くはやっている。
……けれど。
「このままじゃ………魔術師試験に、間に合わないんだが!!!」
そう、このペースでは確実に………間に合わないのだ。
過去を……間違いのポイントを………振り返るべきか………?
私はとりあえず、思考を整理することにするのだった。
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