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三話 DOCTOR

目を軽く引っ張って、舌を出し

「べぇ〜」

べシルは騎士団に向かってやった

「よいしょっと」

べシルは振り下そうと前に出していた長剣を肩に起き。

「で、あんたはどうするわけ?」

べシルの視線の先には倒れる騎士団員の後ろにヒュースは立っていた。

「ふっ」

ヒュースはそう言うとべシルを睨んだ。その時だった

(この殺気は団長の)

ヒュースから発せられた魔力紫色の魔力は形を変え、口もとに鋭く太くそして長剣ほどの大きさの針をもつ巨大な蠅の用な者に変わった。

「どおどお、怖い顔しないでよ団・長・様」

それに対してべシルは軽口の後、最後の言葉と同時に睨み返すと

(パリン!)

「ふっ、魔力がガラスの様に割れるとはな」

べシルが睨み返すと巨大な蠅の様な魔力は消えさり、ヒュースは小言を話したのち、続けた。

「で!どうすん…の!」

べシルは身を乗り出してヒュースに再度問う

「やめて置こう」

ヒュースは持ってた剣を背中の鞘に収め戦いをやめた。

「どうして〜?まさか、"ビビっちゃた"とか?騎士団長いや、帝都最強の騎士天下の黒騎士様がね〜」

ヒュースのその行動に、べシルは煽りを散らす

「ふっ、どうとでも思ってくれて構わない。これは想定外の出来事だ。私を除いた騎士団員六名全員が素性不明の女にやられたなどと言う事態はな、それに・・・貴公もあまり目立つことは避けたいのではないかな?」

ヒュースがそう言うとべシルは

「お気遣いどうもニヒツ様はもらっていくよ」

と返し

「ふっ、勝手にしたまえ忠告はしましたのでな」

「はいはい」

そんな会話の後ヒュースその場から騎士団員達を担ぎ上げ騎士団用ホース(空飛ぶ機械馬車)にのせ、黒のボディーに紫のラインの入ったライディングホース(空飛ぶ機械馬)"ヴァオレジェッレット"で騎士団の乗った騎士用のホース(空飛ぶ機械馬車)を連結器具か何かで連結させそのままライディングホース(空飛ぶ機械馬)に乗り込み去っていった。

「あっ…あ〜」

ニヒツは未だ唖然としていた。

「終わったぜニヒツ様。大丈夫かい?たてる?」

とべシルは回れ右をして後ろを向きニヒツに手を差し伸べた。

"僕にはその時べシルさんが輝いて見えた。美しからだろ〜か、いやそれだけじゃない。多分僕にはその時のべシルさんが物語の英雄の様に見えたんだ"

「どうした、ニヒツ様。ぼ〜としちゃって」

「あっ!すみません大丈夫ですよ自分で立てますから。お気遣いどうも」

ニヒツは少しぼ〜としていた頭を元に戻してべシルに

「それじゃ、僕はこれで」

「待ちなニヒツ!」

べシルは立ち去ろうとするニヒツの手を掴み、ニヒツは足を止め、くるっと回って後ろを向き

「あっすみません。先程のお礼を言うのを忘れてました。先程は助けていただきありがとうございます。またお会い手間切るときがあればちゃんとお礼をいたしま」

「そうじゃなくて」

「はい?」

ニヒツの不自然な動きに、べシルは

「あんたどこに行く気だい?」

と質問した。

「どこって、帝都に〜」

「帝都に戻ってどうする気だい?」

「どうて、任務中に複数のトラブル発生を報告に」

「ニヒツ様、何言ってるんだい?」

「えっ・・・」

ニヒツはわざとらしく驚く表情を見せた。

「これを、見てみなニヒツ様」

「これは・・・手配書ですよね。いったい誰の…は!」

そこには"ニヒツ・トリビライザ 国家反逆罪により指名手配中 懸賞金589万9100クブルム"との記載があった。当たり前だがニヒツはそんな罪を犯した覚えは無い、ニヒツはその事実を受け入れ切れなかった。

「こんなの・・・なんで・・・」

ニヒツはずっとわかっていた。自分が裏切られことを、でも認めたく無かった、真実たくなかった。自分が夢を目指して苦難を乗り越え同じ夢を持つ仲間と出会い、学び、競い合った国に裏切られた事実を、そして何より受け入れられなかったのは、それを知らせに来たのがヒュースだったことだ。

「ニヒツ様がその罪を犯していないのは、おねいさんもわかってる。でも、このまま戻ってもニヒツ様は騎士団に捕まるだけ。」

ニヒツが立ち上がった足をもう一度地面に膝を付け、涙は白髪の髪で隠されていた。そんなニヒツの肩に優しく手を置き、声かけるべシル。

「ねニヒツ様、なんで自分がこうなったのか知りたく無い。」

「どう言うことですか?」

「ニヒツ様がなぜ騎士団に襲われたのか、なんで無実の罪を着せられたのか。その真実をおねいさんと確認しに行こう。」

「どうやって」

「帝都に潜入すんのよ!」

「でもそれは犯罪じゃ・・・それに帝都の警備は厳しいですよ。そう簡単に・・・」

とべシルはニヒツに提案した。その提案にニヒツは異論を唱えたが

「そらならニヒツ様は諦めるの?」

「いや、それは・・・」

返答に迷った。そのときニヒツの頭な懐かしい光景が写だされた。

「おばあちゃん、僕怖いよ」

それはニヒツがまだ物心付いてまもないころ。ニヒツはおばあちゃんに連れられ、近くての保育施設に入園することになったときのこと。

「大丈夫よニヒツちゃん。ここにはニヒツちゃんくらいのお友達がたくさんいるんだから。」

「う〜」

ニヒツは怖くいのか、泣き出してしまった。

「どうしたの〜お友達いっぱい作るだって言ってたじゃない」

「でも友達の作り方なんて、わからないよ。ご本にも書いて無かったし。」

その時おばあちゃんは何かに気づいた様な顔をして、ニヒツの後ろで背後からニヒツの前に移動し、両肩を優しく抑えてこう言った。

「ニヒツちゃん、友達を作る一番の方法はね、"心に正直でいることよ"」

「心に正直じき?」

「そう、自分の思ったままを相手に伝えなさい。本やルールには無い自分の心に」

「自分の…心に?」

それを聞くとニヒツは涙を拭き顔を上げ

「わかったよ、おばあちゃん。」

そのまま幼稚園の方に走り出した。

ニヒツはその思いでに押されつつ。立ち上がり、答えた。

「僕は・・・知りたい!例えそれが間違っていることだとしても!僕は真実が知りたい!だから」

「だから?」

ニヒツは顔を下げ"ギュット"拳を握りそして、決意を決め、手を離し、顔を上げて答えた。

「行かせてください!」

「O〜K〜」

そう言うとべシルは回れ右をして森の方を向き、

「さっまずは拠点に戻って支度しようか」

「はい!」

こうしてべシルとニヒツは森の奥にあると言う拠点に向かうことになった。

それから数十分後・・・

「ここが私の拠点だよ。」

「これが〜」

そこには、連結部の釘が丸見えの鉄によく似た不思議な金属で出来た四角い建物だった。

「どうしたの、早く入りなよ」

「はっ、はい」

ニヒツが建物を見ている間に、べシルは先に進でおり、止まっているニヒツに声をかけた。ニヒツは焦って駆け足でべシルの元に向かった。

「でもこれ、どうやって入るんですか?見た感じ扉とかは〜・・・」

(ニヒッ)

「ふふ、ちょと見てなニヒツ様」

そう言って目の前の壁にべシルが触れると

「登録サレタ生体IDヲ検出、オールクリア。オカエリナサイ、マイガバナー(ご主人様)」

「おーう!ただいま"アンキラ"。今日の調子はどお?」

「サイコウーデゴザイマス。べシル様」

「そっか」

べシルが誰もいない場所に話し書けると、建物から言葉が帰ってきた。

「あ〜…」

「どうしのニヒツ様来ないの?」

「あっはい、今行きます!」

ニヒツは慌てて走り出しべシル右隣でペースを合わせて歩いた。

建物の中は地下へと続く階段がありその先には、扉がいくつか付ていたが、色一つ無い鉄のような物で囲まれた。閉鎖的でどこか寂しい通路が長く縦に続いていた。

「ここだよ、ニヒツ様」

「ここ…ですか」

(ゴクン)

扉の上部にあるガラスの向こうから見える。緑の霧のようなものが立ち込め、嗅いだことのない薬品臭のする。どこか、不気味な雰囲気を漂わせる場所だったからだ。

(キュウ〜)

扉の金属が擦れる様な甲高い音が鳴り響く。

「ロハ〜、起きてるかな」

「あぁ〜今起きたところだよ。君達の音でね」

「そりゃ〜わるうござんしたね」

べシルは扉を開けると、緑の霧が立ち込める部屋の奥にいる誰かと、親しげな会話をしていた。

「ニヒツ様、入っておいで。」

「はっはい!」

ニヒツは覚悟を決めて扉を括った。そしてニヒツが部屋に入った後べシルは扉を閉め

「紹介するよ、この子がニヒツ様だよ」

「お〜君がかい?」

奥の方から霧でよく見えないが、紫色の椅子に座った髪の長い女性のシルエットが少し見えた。その人が問いかけて来たので、ニヒツは答えた。

「はい!僕の名前はニヒツ・トリ」

「ニヒツ・トリビライザ、英王歴200年 1月4日生まれ、15歳。身長 155cm出身地帝国領土モーンターク区キント村、魔力量は212、基礎身体能力・・・時速520キロのホース(飛行バイク)に追いついて確保、重さ数千トンのビルを持ち上げ続け、人員な救助などその身体能力で、魔法騎士団要請学校にてネイル・シュヴァルツによって引き起こされた事件"黒蜘蛛事件"にて、功績を収め5年間の学徒を1年と数ヶ月で卒業し、その後数週間で黒塵の暗黒騎士団に入隊・・・と」

(なんで、そんなことを)

霧の中の女は一通り話し終えると早かった口は収まりゆったりとした色気のある声に戻った。

「凄いね、君」

とニヒツを褒めた

「あ〜・・・はい!ありがとうございま・す」

「どうしたんだい、そんな顔を〜...ふふっボクとした事が、自分の名前を言い忘れるなど・・・失敬した。ボクの名前は・・・」

ニヒツは疑問を言う暇もなく彼女はゆったりとした色気のある声で答えた

「ドクターだ。よろしく」

キャラ紹介

ドクター

誕生日:???歴???年10月9日

年齢:???

身長:180cm

出身地:???

魔力量:???

特徴:緑髪に紫メッシュ、包帯ぐるぐる巻き

  ボクっ子

性格:研究家、仕事人間、だらしない

好き:分析、弟子、自然

嫌い:自分、研究、仕事

趣味:寝る

目標:罪を償い続けること

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