表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢の生産ライフ  作者: 星宮歌
第一章 幼少期編
78/412

第七十七話 モフ恋のシナリオ4

ブックマークや感想をありがとうございます。


今回は二人分のシナリオを……と思っていたら、一人分しか書けなかったorz


それでは、どうぞ!

 残すは魔法省長官の息子、ティトと、公爵家の息子、ディランだ。



「ティトのルートは、ティトの魔力が、魔法省長官の息子としてはかなり低いもので、ティトは幼い頃から厳しい教育を受けてきたっていう前提から始まる。ティトは、同じく厳しい教育を受けているであろうアルト王子に負けるのは、悔しくとも良きライバルとして見れていたんだけど、突然現れたミーシャに成績を抜かされたことで、ミーシャに対して強い嫉妬と憎しみを覚えることになる。最初はミーシャに嫌味ばかりで接していたのだけど、途中からミーシャが努力家だと分かり、次第に態度を軟化させていく。一方で、ユミリアは必ず自分の上の成績を取るミーシャが煩わしくて、彼女に嫌がらせを続けていき、ついには暗殺未遂を起こす。それで、ティトはユミリアの悪事の証拠を集めるものの、公爵家の娘が男爵家の娘を虐げたくらいで罰することはできず、アルト王子に相談をする。そこからは大きな分岐。バッドエンドは、ユミリアがミーシャに直接手を下すために部屋に向かう途中、運悪くティトがその場に居合わせて殺害されてしまい、それを知って取り乱したミーシャも殺害。アルト王子が騎士達を動かした頃にはすでに何もかもが手遅れで、ユミリアは貴族の殺害という重罪で裁かれて処刑され、魔王が復活、世界の滅亡。ハッピーエンドの方は、ユミリアがティトに出会うことなく、ミーシャに扮したアルト王子へと刃を向けて、取り押さえられる。アルト王子の温情で身分剥奪の上王都から追放という処分を受ける。それで、二人が結ばれてめでたしめでたし」


「ふむ、こちらでは、ハッピーエンドならば魔王は復活しないのか」


「それより、今回は第二王子が出てないみたいだけど?」


「みゅ……そ、れは……その、イルト様が出ていた記憶はあるんだけど、具体的に覚えていないというか、どこかで死んでしまったのは確実なんだけど、あまり活躍していなかったというか……」



 今でこそ、イルト王子にゾッコンな私だけど、前世ではイルト王子の顔が分からないこともあって、ただのモブくらいにしか思っていなかったのだ。だから、私が覚えていないのは当然なのだけれど、それを皆は『あり得ないっ』とでも言いたげな目で見つめてくる。



「シナリオの中では、イルト様は常に顔を隠していたし、滅多に話さないし、全く掴みどころがなさ過ぎて何も分からなかったんだもん……」



 そう言えば、今度は『あのイルト王子が?』といった表情になる。だから、私はイルト王子が本来どういった未来を辿って顔を隠すことになるのかを説明して回った。

さぁ、残すは後一人!


それでは、また!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ