表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢の生産ライフ  作者: 星宮歌
第三章 少女期 女神編
366/412

第三百六十五話 疲労

ブックマークや感想をありがとうございます。


今回は、まぁ、平和、かな?


いや、一度だけ、危機的状況になりそうな瞬間はありますが……。


それでは、どうぞ!

「う、んん……」


「……くぁあっ……」


「生きて、いましたね」


「ん? あれ? 竜神様?」


「?? ぼく達、確か、クリスタルロードで……」



 結局、セイも鋼も、あれから一時間もしないうちに目覚めた。今、私達が居るのはアルテナ家で、セイと鋼には、医務室で横になってもらっている。



「大丈夫? セイ、鋼?」


「ユレイラ様……ん? あれ? ユミリア? んん?」


「……ネシス? 何で……?」



 反逆者の魂と、セイ達の魂は別物。そう、聞いてはいたものの、今まで、セイや鋼と一緒に暮らしていた記憶から考えると、どうにも完全に別物とは思えなかった。そして、今のセイ達の反応で、それは裏付けられる。



「セルティスとコルトの魂は、元々、セイと鋼に繋がっていたんだね」



 本来は、とても小さな球体の形をしている魂。そして、きっと、竜神様の目から見ても異常はなかったため、その形には問題なかったのだろう。ただ、その球体の中に、さらに小さな魂の球体があったというだけで。



「……ユミリア?」


「うん、今は、ユミリアだよ?」


「この、記憶は……? 僕、死んだ? いや、でも、ユミリアは居るし、それだけじゃなくて、イリアス様も居るし……?」



 強制的に交わった二つの魂。その影響で混乱する記憶に頭を悩ませるセイを見て、私は、ネシスへと視線を向ける。



「? 説明……叩き込む?」


「ユミリア様? 何をするつもりかは分かりませんが、私が知る限りのことを彼らに説明しますので、少し、のんびりされてはどうですか?」



 多少の負担はあれど、ネシスに強制的に記憶の整理をしてもらおうかとも思ったが、竜神様にそう提案されたので、少し考えて、うなずく。



「そう、だね。少し、休むよ。ネシスのことを、お父様達にも紹介しないといけないし、それが終わったら、部屋でゆっくりしておくね。何かあれば、呼んで」



 色々と、必死に駆けずり回っていた私は、少しは休んだといえど、それなりに疲労が溜まっていた。



「いえ、ネシスに関しても、私達が何とかしますので、ユミリア様は、休んでください」


「そう? なら、お言葉に甘えるね?」



 正直に言えば、とても眠い。途中で眠ることはあったはずなのに、今は、すぐにでもベッドに飛び込みたい気分だ。

 あくびを噛み殺して、フラフラと自室へ帰った私は、装備を解くだけの気力もなく、そのまま、ベッドへダイブする。



「おや、す、み……」



 誰にともなく告げて、私は、眠りの世界へと落ちていった。

セイと鋼、ちゃんと復活〜


いやぁ、良かった良かった!


これで、色々できますもんねー。


それでは、また!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ふっ…明日は我が身……か……(´Д`) 呪いなのかそうなのか!腰をギックリとやっちまいましたーー!!……痛し……( ω-、) 網戸の向こう側でホバリング中のオオスズメバチに向かってブシーー…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ