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悪役令嬢の生産ライフ  作者: 星宮歌
第二章 少女期 瘴気編
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第二百六十二話 モフ恋とこの世界3

ブックマークや感想をありがとうございます。


今日も、色々な新事実登場っ。


それでは、どうぞ!

 本来ならば、宝くじ以上に低い確率で見つけるもの。それが、『モフ恋』だったと分かり、しかし、一つしかないそれを、なぜかミーシャも知っているという事実に混乱する。それに、私のこの記憶が確かなら、元々あのゲームは、妹に頼まれて買ったものでもある。



「どういう、こと?」


「んー、もし、二人がゲームを手にする過程でー、誰かが関わっているのだとしたらー、それは、二人がゲームを手にするように、その人が一時的に操られていたってことですねー」


「操るって……そんなこと、可能なんですか?」


「本来はー、適正のある人間を見つけるってだけの機能なわけだからー、積極的に操るわけじゃないし、副次効果って言った方が良いんですけどー、一応は、可能ですよー」


「なら……」


「じゃあ……」


「「ちゃんは操られてた……って、えっ?」」



 何となく、ミーシャと同時に、操られていたであろう妹の名前を出せば、ミーシャも、同じ名前を出してくる。



「……ミーシャ。ミーシャの言う、『華ちゃん』って、『田中華』って名前だったりしない?」


「は、はい、そう、ですけど……お姉様のお知り合い、でしたか?」


「……華は、私の妹よ。ミーシャは、華の友達?」


「華ちゃんのお姉さん!? あっ、私は、華ちゃんの友達だった記憶はあるんですけど、名前までは思い出せないんです」



 意外と、世界は狭かったという事実に、私もミーシャも、驚きを隠せない。双子の妹だといっても、その交遊関係を全て把握しているわけではないため、ミーシャが私も知っている子なのか分からないが、どちらにせよ、元の世界で出会っていたとしてもおかしくはない。



「恐らく、ユミリアさんの方が、正規で、ミーシャさんの方がイレギュラーだったのでしょうね」



 女神に詳しく聞けば、前世の記憶は、自分の名前も含め、ほとんど残っていないとおかしいのだそうだ。そういう意味では、本来、選ばれたのは私ということになる。ただし……『コツ生』……『コツコツ生産ファンタジー』というゲームに関して、女神は関知していなかったという。十中八九、誰か別の神による介入があったと思われ、ミーシャというイレギュラーが生まれたのも、それが関わっているかもしれないとのこと。



「それでー、問題になるのがー……本来、神が世界に介入するのは、かなーり色々な手続きを踏んで、安全確保した上でのことなんですけどー、聖女ちゃんを転生させるというイレギュラーを起こした神はー、それをせずに、介入しちゃってるんですよねー」



 『そうなるとー、どんな影響が出るのか、神でも予想できないんですよー』との言葉に、私達は、顔を見合わせるのだった。

ユミリアちゃんとミーシャちゃん。


実は前世で出会っていたかもしれない説浮上(笑)


ついでに、駄女神以外の神が手を出していたらしいことも判明っ。


それでは、また!

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― 新着の感想 ―
[一言] むうっ?!なんとっ!それではまるでヒトのお仕事に横やりいれてきてワヤにするという愚行をやらかすどこぞの上司のようなヤツが居たということですか?!←ふっ、リアルだ…( ゜皿゜) 取り敢えずその…
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