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異世界転移、ギルド編

前に連載していた作品を丁寧に練り直して作ってます。。連載は4月当たりから本格的に行って行こうと思ってます。。

選考結果のご報告。。。。。。


入社の希望および、弊社の求人にあたりまして書類を確認させていただきましたところ誠に不本意ながら貴意に添い難いこととなりましたのでご通知申し上げます。


「はぁ~」


ため息が本とお菓子やらのゴミで溢れた部屋に鈍く響く、、、


こんな文字の羅列をここ数か月で何度も見てきた。

LOINの通知音が聞こえる。初め、落ちてすぐはこの音にすらイラつきもしたが今はもう慣れてこの音に無意識に反応する。。。俺のLOINの通知は公式のものかタクからの連絡しかない。。。(寂しくないと言えば嘘にはなる)


「どうだった?」


たったそれだけの言葉が目に入る。有名大学に進学をした幼馴染とは違って就職先もはっきりしない俺をずっと心配してくれるタクには本当に感謝しかない。。。。(変に気を使わずでもちゃんと気を使ってることが伝わってくる)


初めの頃に落ち続けてタクにはひどい言葉をかけることもあったがこうして俺を支えてくれるタクは本当に良い奴だ。。。


「どうして、俺なんか気にかけてくれるんだろ。。」


言葉がこぼれる。。


タクのおかげで学校生活にも不自由なく過ごせ、(友達はいなかったがタク以外)就職先がない今も頑張ることが出来る。


とは言ってももう30社以上不採用が届き、この社会に適応しきれない俺に苛立ちしか覚えない。。。


窓を開けると曇った空の隙間から1部太陽の光が溢れだしていた。。

なんか綺麗だな。。。

湿り気の多い風が頬に気だるさを残していく。。

僅かに見える太陽の光はタクの優しさのように感じ落ち込む自分の背中を優しく押してくれるように見える。


ブーブー


LOINの通知音が響く。。。。


「今から行く」


了解っと無機質なトークに少し笑いそうになる。


しばらく外の空気を浴びているとタクが家にやってきた。。。


「お疲れ様。。。」


少し疲れた顔のタクが俺に言う。。


「大丈夫か?疲れてるなら無理するなよ。俺のために色々してくれて嬉しいけどタクが倒れたりしたら困るからな。。」


「あぁ、、大丈夫。。今日は早めに休もうかな。。。ハハッ」


無理やりな感じの笑顔に違和感を感じた。。。。


重たい空気が部屋を包んでいる。。俺もタクも一瞬話をすることを忘れた。。。


チャランチャラン


パソコンのメールが届く。。聞きなれない音だ。。


タクと2人でメールを開く。。


*******************************************************

はじめまして、こちら株式ギルドニーズです。。

この度は誠に突然ながらあなたに異世界に行ってもらうことになりました。。簡単なアンケートに答えてください。。

1.異世界にもっていきたいもの3つ

2.好きな食べ物

3.龍と虎ならどちらが好き?

*******************************************************


なんだこれ。。。

変ないたずらメールに俺とタクは笑う。俺が中学とかなら喜んで引っかかりそうなんだが。。。


「なぁ、シンは異世界に持っていくなら何を持っていく?」


タクがこんなことを聞いたことに少し驚く。


「んーそうだな。。スマホがあってタクがいれば俺はなんにも要らないかな。。もう1つ持っていくならやっぱりあれかな。。。なんかこっちに置いていくのは悲しい。。かな。。」



俺が少しまともに答えるとタクは腹を抱えて大笑いし始める。。


「っ、なんだよっ、おまえが聞いたんだろぉ。」


恥ずかしくて顔が真っ赤になってるのがよく分かる。。。


「いやさ、俺と全く同じだからおかしくて、俺もスマホとシンとあれだなやっぱっふふっはははっ」


いや、いや、あんたは他に大切なもんいっぱいあるでしょうが。。彼女とか連れていけよ俺じゃなくて。。。。




好きな食べ物は俺もタクもラーメンだし、多分タクも龍と虎なら龍派だろう。。


そんなことを思いながら俺はパソコンの電源を落とした。。(ウイルスかなんかでページ移動出来なくなったからな),,,,,,,

お読み頂きありがとうございます。。

1話はのんびりとした?日常を書きましたがこれからどんどん荒れていきます。。前作を読んでくれた方も楽しめるように練り直していきます。。

前作とは作者名を返させていただき、前作はそのうち非公開としようと思っています。。

ご理解よろしくお願いします。。ちなみに前作と設定はほとんど同じです。。

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