華世界
思い出の景色を越え 戦のない過去を捨てた
それを 嘆くように 花弁は散ってゆく
忘れたくない記憶なら 忘れる意味などないから
背負ったまま 戦の先へと 走り出すのだろう
選択の正しさも 花は知っているかのように
ただただ 強く咲き誇る
踏み躙られた花 幾度も起き上がる
まるで 諦めない心 指し示すように
やがて 散りゆく それが花だから 何だか 人の運命のようなんだ
力強く咲く 花の集いし場所 flower world
無くし掛けた約束が 戦の果ての空しさを
それを 伝えたのは 散りゆく花弁達
続かせたい時代ならば 終わらせる意味もないから
背負わないで そのままの場所に 留まってればいい
重ね合った掌 一番上には花弁が
舞い乗り 決意を固めた
誘われた森は 闇に支配される
まるで 綺麗な花達を 染めてゆくように
やがて 吸い上げ 花は真っ黒に 何だか 人の本性のようなんだ
それでも美しい 花開かせる場所 flower world
踏み躙られた花 幾度も起き上がる
まるで 諦めない心 指し示すように
やがて 散りゆく それが花だから 何だか 人の運命のようなんだ
力強く美しく咲く 花が集いし場所 flower world