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生まれつきツキがない

ツイてない人。

まさしくトゥルットゥーのことです。


昨夜は1時間ほどやーくんと組みました。

この間、やーくんは満面の笑みとともにトゥルットゥーの半生を語ってくれました。


トゥルットゥー、

友達から借りたバイクが実は盗難車でケーサツにパクられたことがあるらしい。


トゥルットゥー、

自分は何も悪いことはしてないのに軽犯罪に巻き込まれ、関東に逃げたはいいけど、都会での身の危険を感じ、なんと北海道まで歩いて帰ってきたらしい。


「各都道府県ではさー、隣県までの交通費をタダでくれるんだよねー。ヤツはそれをもらって、乗り物には乗らないで食費に充てて歩いて帰ってきたんだよねー。それも2回も!」やーくん



やーくん、

トゥルットゥーの誕生日にプレゼントをしようとしたの。


トゥルットゥーね、あー見えてもフィリピーナが好きらしい。

でね、やーくんともう一人のろくでなしがフィリピーナとの一夜をプレゼントしようとしたの。



市内の焼き鳥屋の3階なんだけど、当時は普通の屋根裏部屋で、フィリピーナのホステスが住んでたらしい。


で、そこの部屋なんだけど、どーーーーーんな鍵でも開けることができる不思議な部屋だったらしい。


そこにね、酔っ払ったろくでなし2人が押しかけて、鍵をこじ開け、寝ていたフィリピーナをたたき起こして言ったらしい。


「これから出かけて一緒に飲もう!」


突然、知らない男に突撃されたフィリピーナ、当然ケーサツに通報です。



あっさりパクられるろくでなし2人。

連行されました。



正直に事情を説明したろくでなし2人。

実は、親友に愛をプレゼントしてあげようと云々。。。

で、あろうことか、何故か何も知らないトゥルットゥーまでがパクられ、事情聴取されたらしい。



誕生日に3人留置場に拘留。



捕まったトゥルットゥー。

もらってもいないプレゼント(フィリピーナ)は、いつのまにか警察署留置という稀有な体験にミス変換されてました。



「あいつはツイてないんだわーーーー!」やーくん



計り知れない宿業を背負ったトゥルットゥー。

その罪深いカルマは到底「今世」では消化しきれません。




先日の夜。


オンライン釣りゲーでは、15分間で指定されたサカナを釣り上げるというイベントをやっておりました。


釣りゲーが生きがいのトゥルットゥー。この大会に賭けてます。

命燃やして開催の合図を待っております。



「よーーーーし!いけっ!」トゥルットゥー


大会が始まりました。



「よーーーーし!まず1匹!」

「あ、あれ?」トゥルットゥー


「どうしたの?」オレ


「あのね、サカナが違うの」トゥルットゥー


「ふーーーーーん」オレ



「よーーーーーし!2匹目!」

「あ、あれ?これも違う!」トゥルットゥー



こんな調子で15分が経過しました。



「・・・・・・・」トゥルットゥー


「どうだった?」オレ



「1匹も釣れなかった」トゥルットゥー


落ち込むトゥルットゥー。

仲間はけっこうの釣果を上げております。


1匹も釣れなかった参加者は全国でもトゥルットゥーだけです。



「あ、あれぇーーーーーっ?なんだこれ?」トゥルットゥー


「どうしたの?」オレ


「指定されていたエサが付いてないっ! つ、付け間違えたぁーーーーーっ!」トゥルットゥー



一事が万事、こんな調子です。

カルマが目に見えて増えていきます。



「釣りゲー、やめちゃおうかなーーーーーーー」小声のトゥルットゥー



思わず、トゥルットゥーに背中を向けて泣いてしまいました。



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