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クルマ泥棒?

わが運転代行は、1号車から12号車までという10台を超える台数を揃えており、管内でも最大でした。

そのうちオレは8号車の専属ドライバーとして毎晩、知性を失い本能むき出しの酔っ払いを自宅まで送り届けていたんです。


通常ならば顧客からオーダーがあると、顧客のところまでクルマのカギを取りに行き、顧客のクルマをコイン駐車場から出して迎えにいくってのがパターン。

でも、オレたちのところでは中心街まで運転してきた顧客のクルマをそのまま預かって、顧客が帰るまで専用の駐車場(病院の職員駐車場。それも無断で)に保管しておくんです。


さて、昨夜。


「6号車!」1号車で配車する社長(従業員には「インチキ」と呼ばれてます)


「はい」6号車


「○○○ビル前に○○さんのクルマがカギを付けっぱなしで停めてあるらしいから預かってきて。車種は○○でナンバーは○○○」インチキ社長


「了解」6号車


5分後、6号車が帰ってきました。

けっこう早い。


3分後、駐車場でクルマを確認したインチキから無線。


「6号車」インチキ


「はい」6号車


「さっき行ってきたのはこのクルマ?」インチキ


「はい」6号車


「・・・・・」インチキ


「ナンバー違うじゃん」インチキ


「!?」6号車


間違えて違う路駐のクルマを持ってきちゃった。

クルマ泥棒である。


いまごろクルマに戻った持ち主は呆然としているだろう。

「クルマ泥棒?それともレッカー移動?」


どちらにしても大変なこと。




6号車、慌てて戻しにいきました。


帰ってきました。


「誰もいなかったから、元のまま置いてきました」6号車


「・・・・・」インチキ



数分後、別の預かりで○○○ビルの前を通ったら、持ち主のいない間になぜか勝手に走行キロ数の伸びた先ほどのクルマがポツンと置かれていました。


路上駐車には注意しましょう。


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