表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/298

インチキの暖機運転

今夜の代行、最後の仕事。



「そこにエンジンかかってるクルマ、回送してもらえる?」インチキ


「了解」オレ



回送とは預かったクルマを、持ち主を乗せないで自宅に届ける業務をいいます。


回送します。


TKNくんの運転です。



送り届ける家の1キロ手前、客車が急に減速して一瞬、蛇行しました。



!?


不思議に思ったのもつかの間、運転が元に戻ったので気をとりなおして後を付いていきました。


到着。

TKNくんが慌てて降りてきます。



「ヤバい!ガソリンがまったく入ってない!エンストしそうになった」TKNくん



あの蛇行はエンスト回避の運転でした。

なんとか青息吐息で届けました。



インチキね、暖機が大好きです。


ヘタしたら2時間くらい客車を暖機することもあります。



今夜がまさしくそうでした。

そんなに寒くもないのに。



「最近、燃費が悪くなった」


うちに預ける顧客のボヤキです。


長時間の暖機なんて知りません。

愛車の総走行距離数は伸びないのにエンジンは過走行のポンコツに一直線です。


「燃料計が点滅してんの。かなりヤバかった」TKNくん



きっと、朝帰りした持ち主がエンジンをかけた瞬間にも、クルマは息絶えることでしょう。


インチキは今夜も「自分はいい仕事をした!」と満足してるはずです。



さすがインチキ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ