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年明けのトゥル

予想通り、トゥルットゥーでした。


インフルエンザ明けということもあり、大人しいと思ったのもつかの間、年末年始にメタボのM氏がオンナ(同伴・ドライバーとして)を連れて仕事に来たことを語りだしました。


「オンナは見た?」トゥルットゥー


「うん、シャクレてた」オレ


「シャック!シャック!荒井シャック!」トゥルットゥー


ワケのわからないことをシャウトし始めました。荒井ってなに?


「ア・ラ・イ、シャーーーーーックっ!!!」


「シャーーーーーック!!!」


ずーーーーーーーーっと言ってます。


っていうか、一回言ったあとは必ず激しく咳き込みます。


あまりにも苦しそうなので、病院からもらった咳止めと鼻水止めをプレゼントしました。


トゥルットゥー、水なしで飲み干しました。粉薬です。


30分くらいしたら効いてきたようで、呼吸もスムーズに「シャーーーーーック!!!」って言ってます。


で、おもむろにタバコを吸い始めました。


「ゲホーーーーーーッ!!!ゲホゲホ!」


さっきよりも激しく咳き込んでます。


涙ながらに「ア・ラ・イ、シャーーーーーーックっ!!!」って叫んで、咳き込んでます。


こういうのを「救いようがない」と言います。




早速、仕事が入りました。


郊外のアパートです。大学生御用達のアパート。

工業大学に隣接しています。


迎えに行って、ピンポンを押しました。


室内から漏れる罵声!

なにやら女性が誰かを激しくののしってます。


再度、ピンポンを押しました。


「てめぇ!」

「ドン!ドン!」


女性が誰かを窓ガラスに打ちつけてます。

カーテンが激しく揺れてます。

暴力反対。



まもなく、タクシーも来ました。


部屋から出てくる女性。

あわてて階段を下りてタクシーに乗り込みます。


「どなたが代行を呼んだんですか?」オレ&トゥルットゥーが女性に聞きました。


「中にいます」逃げるようにいなくなりました。


室内からはコーフン覚めやらない女性の声。


トゥルットゥーが再度呼びに行きました。


出てきました。女性が二人。

コーフンした女性は相変わらずワケのわからんことを言いながら階段を下りてきます。


オレと目が合いました。


ニヤニヤ笑って近づいてきます。

かなり酔ってる顔。


っていうか、瞳がテリー伊藤です。

っていうか、歯が数本折れてます。

っていうか、片腕が折れちゃってて、肩から吊ってます。


ベロンベロン状態。


慌てて代行の車内に逃げるオレ。


トゥルットゥーが泥酔女性二人を乗せて運転していきました。


酔ってはいるものの、怪我をしていない一人は繁華街手前で降りました。


ここからはトゥルットゥーが歯無し・腕ポッキリ泥酔オンナを自宅に送ってく予定です。


が、クルマは繁華街でストップ。


オンナはトゥルットゥーにクルマの鍵を預けたまま「1時間で戻る」と勝手に言い残して、フラフラと情けない姿でダークサイドに消えていきました。


呆然とするトゥルットゥー。


とりあえず、鍵をもってインチキに届け、詳細を伝えました。



1時間後にインチキがクルマに行きました。


当然現れない。



で、午前2時。オンナが消えて5時間後、インチキのもとにオンナから電話があったようです。HDくんの6号車に指示しました。


「クセのあるオバサンだから気をつけて」インチキ


「HDくん、大丈夫かなあ。シャクられないかなあ」トゥルットゥー


ワケのわからない心配をしています。



30分後、

「6号車空車」


HDくんは無事だったようです。


「HDくん、シャクられなかったかなあ」トゥルットゥー

「ゴホゴホ!!!」トゥルットゥー


「ア・ラ・イ、シャーーーーーーーーーックっ!!!!!ゴホゴホゴホーーーーーーーッ!!!!」トゥルットゥー



耐えられなくなったオレは、いいかげん生ぬるくなった缶コーヒーを無理やり飲み干しました。


ツ、ツライ。

ポイント評価、うれしくて泣く。

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